就職活動で誰しもが経験する「学生時代に力を入れたことは?(=ガクチカ)」という質問。
このガクチカにインターン経験を採用したいという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では以下のような悩みに、現役の採用担当の視点で答えたいと思います。



ぜひ最後まで読んで下さい。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
目次
インターン経験はガクチカになる?
インターンの種類によってガクチカとして採用できるものとできないものがあります。
実際にその企業の「ビジネス」に関わる長期インターンはガクチカとして採用しても問題ありません。
しかし、就活目的として「ワーク」に取り組むインターン経験はガクチカとして相応しくないでしょう。
具体的には下記の通りです。
ガクチカにしても問題ないインターン
- 企業の「営利活動」に関わっていた
- 数ヶ月に及ぶ「現場受入れ型」
- 「目標が明確に設定」
ガクチカとしてNGなインターン
- 机上の「ワーク」に取り組んだ
- 1日〜数週間の「採用広報型」
- 「目標責任がない」
企業が新卒採用を目的にワークをさせるインターンは、就活生として学べることはたくさんあると思います。
しかし、その手のインターンでは目標に責任がなかったり、実際の顧客を相手にしていなかったり、アイディアが実現される訳ではなかったりと、あくまで「机上の空論」に留まることが多いです。
そのため、ガクチカでアピールした能力などが本当に成果に結びつくものかどうか判断のしようがないのです。



インターン経験のガクチカに対する面接官の印象
長期インターン経験のガクチカは面接官に「ビジネスとの親和性」を印象付けやすい題材です。
長期インターンとアルバイトは似ているように見えますが、「知的生産性」の有無に違いがあります。
アルバイトでは、主に社員がプロジェクトやチームのマネジメントを行い、学生は「労働力」を提供するのが一般的です。
しかし、長期インターンでは学生が主体となってプロジェクトやチームマネジメントを行えるので、学生に求められるのは「企画力」です。
多くの企業は「知的生産性」の高さが要求されるビジネスマンを獲得するため、新卒採用を行っているので、長期インターン経験はうってつけの題材であると言えるでしょう。
他のエピソードでガクチカを書こうかな・・・と感じた方
以下の記事を参考にあなたの魅力を最大限に引き出すガクチカを探してみてください!
ガクチカ集はこちら
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【就活】どのエピソードでガクチカを書くべき?約50種類のガクチカ紹介
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インターンのガクチカでアピールしやすい能力
ガクチカの最大目的は、アピールしたい長所を伝えることです。
そのため、ガクチカを構成する際はアピールしたい長所をどうガクチカに織り込むか意識しておくべきでしょう。
以下3つの切り口で長所を探すと良いです。
能力の切り口
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
以下の記事を参考にあなたにフィットする強みを探してください。
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参考自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
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アピールできる対課題力
長期インターンシップは実際のビジネスに近い環境で働くことになります。
そのため、ガクチカとしては非常に数多くの課題解決力をアピールすることができると考えて良いでしょう。
例えば、現状の課題を正しく「分析」し、見出した解決案を「遂行」する力であったり、
仕事の中で、アイディアを「発想」し、実際に「試行」する力であったり、
とアピールできる課題解決力のバリエーションは非常に多いので、特に強く発揮できた強みにフォーカスを当ててガクチカでアピールすることを意識しましょう。

アピールできる対自分力
長期インターンの経験でアピールしやすい対自分力は、特に「決断力」です。
長期インターンシップでは、社員に指示されて動くのではなく、自発的に意思決定することが求めらます。
そのため、あなた自身の「決断力」が求められるシーンが多々あったはずです。
ビジネスにおいても、指示を待つタイプの人材よりも、自ら考え行動する決断力を持つ人材の方が、高い評価を得やすいです。
そのため、面接でも長期インターンというビジネスの場で、決断できた経験をアピールできれば、高い評価を得られる可能性が高いです。

アピールできる対人力
長期インターンシップでは、同じように意識が高い学生や、社会人と実際にコミュニケーションを図る機会も多かったのではないでしょうか?
その企業の利益獲得という同じ目標に向かって協議できた「協調性」「主張力」は就活の面接でもアピールできます。
サークルやゼミのガクチカと異なり、ビジネス環境でのコミュニケーション能力であるため、面接官に採用後の職場でのコミュニケーションをイメージさせることができるのも強みとなるポイントです。

あなたの強みをカンタンに見つける方法
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、


といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
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- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
インターンのガクチカ構文
どんなテーマのガクチカであっても構成次第で「受かるガクチカ」にも「落ちるガクチカ」にもなります。
これまで2,000名を超える就活生と面接してきた筆者の視点があなたのガクチカに更に磨きをかける5つのポイントを紹介します。
詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
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【就活】平凡なガクチカで選考を突破する方法(採用担当が解説)
続きを見る
インターンのガクチカ例文
ではここで、長期インターンのガクチカの例文を紹介します。
ぜひ、例文に散りばめられたエッセンスを参考にしてください。
例文
私が学生生活において最も力を注いだのは、ベンチャー企業での長期インターンシップです。
インターン先のベンチャー企業では主に、フードデリバリーアプリの飲食店への導入営業を行っていました。
6人1チームで営業活動を行っていたのですが、私のチームの営業成績は他のチームに比べて非常に悪く、ノルマを一向に達成できなかったです。
そこで、営業戦略を見直す担当として立候補し、「担当エリア飲食店の業態」、「提供するサービス」、「メンバーの営業方法」の3つの視点で分析を行いました。
その結果、私たちの担当エリアの飲食店は価格帯が高めでサービス品質に強いこだわりをもっている店舗が多く、デリバリーアプリでは、そのサービス品質が担保されないことへ不安を感じているということが判明しました。
既存の営業マニュアルでは、手数料の安さや、アプリインストール実績を強く押し出すように推奨されていましたが、このマニュアル通りの営業では顧客飲食店のニーズは満たされないと考え、営業マニュアルを改訂することにしました。
改訂後のマニュアルでは、配達員の研修に力を入れていること、平均的な時間など、サービス品質の高さを訴求することに重点を置くようになりました。
マニュアル改訂後は、顧客飲食店からの反応も改善され、導入率も向上し、無事にノルマ達成できるようになりました。
私はこの経験から、教えられたことをそのまま受け取るのではなく、相手の状況等を分析して、ブラッシュアップしていくことの重要性を学ぶことができました。
ガクチカ完成後にやるべき2つのこと


ガクチカを作ったらやるべきコト
- スカウトサービスに登録してガクチカが通用するか試そう
- 面接官からの深堀り質問に備えよう

①スカウトサービスでガクチカが通用するか試す
選考を受ける前に、スカウトサービスを活用してガクチカが「企業に評価されるか」を確認することをオススメします。
ガクチカを完成させても、面接官に思い通りに評価されるか不安ですよね。
実際、『完璧なガクチカ』だと思っていても、企業視点では『いまいちだな・・・』と感じられることは多いです。
そこで、スカウトサービスにガクチカを登録しておいて企業担当者からスカウト貰えるか試すことをオススメします。
メモ
スカウトサービスとは、登録されたガクチカを見た企業の採用担当から特別選考のスカウトが送られるサービスです。
また、登録するガクチカは何度でも編集できるので、”どんなガクチカがウケるのか”を試行錯誤できるのも魅力的です。
なんと言っても、”数多くの企業の採用担当にガクチカを見てもらえる”というのは最大のメリットと言えるでしょう。
もし、スカウトを獲得できれば儲けモノ、獲得できなくても改善の余地があるということを選考前に発見できるのです。
ちなみにガクチカを試すのであれば、OfferBoxが一番オススメです。
OfferBoxがオススメな理由
【1】利用企業9,000社以上と国内最大級
【2】学生のオファー受信率 90%以上
【3】適性診断を無料で受けることが可能、その適性診断の結果をもとに、自己PRをさらに磨くことができます。

OfferBox以外のスカウトサービスも有用なので以下記事で紹介しておきますね。
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採用担当によるスカウトサービス徹底比較【キミスカ・OfferBox・dodaキャンパス】
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②深堀り質問に備える
ガクチカが完璧になったとしても、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事で紹介した就活レベルアップポイントを以下にまとめておきます。
就活レベルアップポイント
- ガクチカにできるのは現場受け入れ型の長期インターン
- 実際のビジネス力をアピールできる題材
- 課題解決力やマネジメント力をアピールできる
最後になりますが、就活では確固たる強みを見出して伝えることが何よりも重要です。
以下を参考にあなたの就活レベルを更にアップしてください。
強みを見つけるサービス
参考記事
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。