面接で一度は質問される「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問(=ガクチカ)
ガクチカには、あなたの考え方や価値観、能力が色濃く表れるので、面接官がもっとも重視している質問です。
つまり、ガクチカを制する者は就活を制すると言っても過言ではないのです。
しかし、以下のようなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?




そこで、本記事では40種類を超えるガクチカテーマをアピールしやすい能力別に一挙公開したいと思います。
本記事を読めば、あなたが書くべきガクチカに出会えるはずです。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目次
ガクチカの前提条件
突然ですが、ガクチカには前提条件があるのをご存知でしょうか?
学生時代に頑張ったことをただ闇雲に伝えても、前提条件を満たしていないとそもそも面接官に全く評価されません。
面接官はガクチカを通して「人柄」や「能力」を確認しています。
更に言うと、新卒採用では学生に特別なスキル・知識ではなく、新卒採用では職場にフィットしそうか?仕事への適正がありそうか?という『ポテンシャル』を重視しているのです。
つまり、ガクチカとして伝えるエピソードには以下に挙げる「ポテンシャル」が反映されていることが前提条件になるのです。
面接官が注目している点
- 何に対してモチベーションが上がるのか
- どれくらい熱量高く頑張れるのか
- 仕事でも再現性があるのか

①何に対してモチベーションが上がるのか
面接官はガクチカを通して、何に対してモチベーションが高まる人なのか確認しています。
難しい問題に直面したときにモチベーションが上る人や、人に感謝されることにモチベーションが上がる人など、何に対してモチベーションが上がるのかは人によって様々です。
面接官はガクチカを通して、あなたが何に対してモチベーションが上がるのかをガクチカを通して判断しています。
そして、自社の仕事内容に照らし合わせて、自社の仕事でもモチベーションが上がりそうか確認しています。
そのため、あなたが志望する企業の仕事内容をイメージし、ガクチカと同じようにモチベーション高く取り組めることを伝える必要があります。

②どれくらい熱量高く頑張れるのか
面接官はあなたが一つの物事に対して、どの程度の熱量を注げるのかガクチカを通して評価しています。
表層的な課題をサラッと解決したことを「頑張った」と言う学生もいれば、根本的原因を洗い出して四苦八苦しながら徹底的に課題を解決した経験を「頑張った」と言う学生もいます。
そのため、自分の中では「頑張った」と言えることでも、後者のような学生と比べると大したことないと評価されてしまう可能性もあります。
つまり、ガクチカとして採用するエピソードはあなたが「心から頑張った」と言えるエピソードでなければならないのです。

③仕事でも再現性があるのか
最後に、ガクチカで発揮されている人柄や能力が仕事において再現性があるか確認しています。
就職後、あなたは得意なことや好きなことだけでなく、苦手なことや嫌いなことに対しても、取り組まなければなりません。
残念ながら「好きなこと得意なことだけ頑張れます」では話にならないのです。
そのため、面接官はガクチカを通して発揮された人柄や能力が、あなた自身にしっかり根付いていて様々なシチュエーションで発揮できるかどうかを確認しています。
つまり、ガクチカでは「壁を乗り越えたエピソード」を採用することが求められているのです。

アピールすべき強み
ガクチカでは、あなたの強みを伝えることも重要です。
あなたが課題をどのように解決する傾向にあるのか、他人とどのようにコミュニケーションをとる傾向があるのか、面接官は自社の業務に照らしわせながらガクチカを聞いています。
そのため、ガクチカを構成する際はどんな強みをガクチカに織り込むか意識しておくべきでしょう。
以下3つの切り口で長所を探すと良いです。
能力の切り口
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
以下の記事を参考にあなたにフィットする強みを探してください。
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参考自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
続きを見る
アピールする強みをカンタンに見つける方法
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
強みをアピールしやすいエピソード(40種以上)
ではここで、どんなエピソードでどんな強みがアピールしやすいのかを紹介したいと思います。
エピソードによってアピールしやすい強みは左右されるので、どのエピソードをガクチカにするのかは非常に重要な選択になります。
以下に紹介するエピソードの中で、あなたの学生時代の経験で当てはまるモノがあれば、ぜひ参考記事を覗いてみてください。

アルバイト編
アルバイトのガクチカでは、同じ職場の仲間・お客様への説得力・傾聴力や、業務改善・企画に必要な提案力をアピールしやすいです。
アルバイトのガクチカは多くの学生が採用しているので、差別化が必要なエピソードでもあります。
また、売上等の「成果」だけでなく、そこに至る「プロセス」でどのような工夫を施したのかが重要になります。
勉強編
勉強に関するガクチカでは、目標を設定する力や、持続的に学び続けられる忍耐力をアピールしやすいです。
ただし、自己完結しやすいエピソードになりがちなので、対人力を発揮できたエピソードも準備しておいた方が良いでしょう。
成績や資格取得といった「成果」だけでなく、なぜ続けられたのかといった「モチベーションの源泉」を伝えることが重要になります。
部活動編
体育会部活動のガクチカでは、先輩・後輩との信頼関係を築く協調力や受容力、目標達成のために部内を改善する変革力がアピールしやすいです。
また、厳しい環境で礼儀がしっかりしている印象を抱かれやすいのも特長になります。
一方で、部活しかしていないと思われないように、学業や課外活動のガクチカも準備しておくことも大切になります。
サークル編
サークルのガクチカでは、イベントを企画する発想力・決断力や、多くのメンバーの声に耳を傾けて意見統一をはかる傾聴力や統率力がアピールしやすいです。
サークルのガクチカは多くの学生が採用しているので、差別化を図ることを意識しましょう。
また、サークルは面接官にとって「お遊び」と思われやすいので、学校や他団体などの外部の人と調整したエピソードなどを盛り込めると印象アップしやすいです。
その他
他にもボランティアや趣味、インターンなどのガクチカについても、以下の観点を解説した記事があるので参考にしてみてください。
- 面接官の印象
- アピールしやすい強み
- 例文
ガクチカを上手くアピールするための構成方法
ガクチカのテーマを決めたら、次はそのテーマを上手くアピールできるようにガクチカの構成を考える必要があります。
いくらテーマが良くても、面接官が理解できないガクチカや、何がアピールしたいのかわからないガクチカでは選考を突破することはできません。
また、エントリーシートが課されている場合は、設定された字数内でアピールする必要があります。
そこで、ここからはあなたのガクチカをより魅力的にするためのテクニックを紹介します。
①課された字数内でアピールする方法(200文字・400文字)
選考において、エントリーシートを課す企業は非常に多いです。
エントリーシートは紙面上でエピソードを魅力的に見せることが求められるため、ライティング力が求められます。
また、エントリーシートは大抵の場合、「200文字」・「400文字以内」などの字数制限が設けられています。
そのため、不要な要素を削ぎ落とす作業も必要になってきます。
以下の記事では、200文字以内・400文字以内それぞれで上手くエントリーシートをまとめるコツを紹介しているので参考にしてください。
200字のガクチカで受かるESを書くコツ(現役採用担当が解説)
400字のガクチカで受かるESを書くコツ(現役採用担当が解説)
②面接官に『伝わる』ガクチカの構成方法
面接官はあなたのガクチカを初めて耳にするため、相手に理解されやすい構文で話すことが求められます。
その際、参考にしていただきたいのが「STARの観点」というフレームワークになります。
ガクチカの構成方法(STARの観点)
以下の4つの要素の頭文字をとった、エピソード構成のフレームワークです。
・Situation=状況
動機・背景について簡単に説明します。
・Task=課題・問題
目標・課題について説明します。
・Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
・Result=結果
取組の結果・学びについて、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
③平凡なエピソードで選考を突破するコツ


といった、お悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
筆者はこれまで大手企業の面接官として、2,000名を超える学生と面接してきましたが、平凡なガクチカで難関選考を突破する学生を数々見てきました。
そんな学生に共通するポイントを以下記事で紹介しているので参考にしてくださいね。
平凡なガクチカでも選考を突破できる構成方法(採用担当が解説)
ガクチカ完成後にやるべき2つのこと


ガクチカを作ったらやるべきコト
- スカウトサービスに登録してガクチカが通用するか試そう
- 面接官からの深堀り質問に備えよう

①スカウトサービスでガクチカが通用するか試す
選考を受ける前に、スカウトサービスを活用してガクチカが「企業に評価されるか」を確認することをオススメします。
ガクチカを完成させても、面接官に思い通りに評価されるか不安ですよね。
実際、『完璧なガクチカ』だと思っていても、企業視点では『いまいちだな・・・』と感じられることは多いです。
そこで、スカウトサービスにガクチカを登録しておいて企業担当者からスカウト貰えるか試すことをオススメします。
メモ
スカウトサービスとは、登録されたガクチカを見た企業の採用担当から特別選考のスカウトが送られるサービスです。
また、登録するガクチカは何度でも編集できるので、”どんなガクチカがウケるのか”を試行錯誤できるのも魅力的です。
なんと言っても、”数多くの企業の採用担当にガクチカを見てもらえる”というのは最大のメリットと言えるでしょう。
もし、スカウトを獲得できれば儲けモノ、獲得できなくても改善の余地があるということを選考前に発見できるのです。
ちなみにガクチカを試すのであれば、OfferBoxが一番オススメです。
OfferBoxがオススメな理由
【1】利用企業9,000社以上と国内最大級
【2】学生のオファー受信率 90%以上
【3】適性診断を無料で受けることが可能、その適性診断の結果をもとに、自己PRをさらに磨くことができます。

OfferBox以外のスカウトサービスも有用なので以下記事で紹介しておきますね。
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採用担当によるスカウトサービス徹底比較【キミスカ・OfferBox・dodaキャンパス】
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②深堀り質問に備える
ガクチカが完璧になったとしても、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事で紹介した就活レベルアップポイントを以下にまとめておきます。
就活レベルアップポイント
- ガクチカを制する者は就活を制する
- ガクチカの前提条件は3つ
- ガクチカには強みを盛り込もう
- あなたの強みがアピールしやすいエピソードを選ぼう
最後になりますが、就活では確固たる強みを見出して伝えることが何よりも重要です。
以下を参考にあなたの就活レベルを更にアップしてください。
強みを見つけるサービス
参考記事
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。