本記事はこんな方にオススメ
- グループディスカッションの評価軸を知りたい人
- グループディスカッションの攻略方法を知りたい人
- グループディスカッションってリーダーしか評価されないと思っている人
グループディスカッションは多くの業界・企業で採用されているテッパンの選考手法です。
目の前で学生のパフォーマンスを確認できる選考手法であるため、企業によっては個人面接よりも重視されています。
しかし、そんなメジャーな選考であるにも関わらず、グループディスカッションの評価軸はあまり知られていません。
よく「リーダーとして議論を牽引した学生が評価される」と言われていますが、本当にそれだけでしょうか?
そこで、本記事は現役の人事部としてグループディスカッション選考を実際に行っている私がその評価基準と、攻略パターンを伝授したいと思います。
尚、グループディスカッション全体の流れを知りたいという方は以下記事を参考にして下さい。
本記事の信憑性
- 筆者のRamboは現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
本記事を最後まで読んでいただければ、グループディスカッションにおいて企業が何を評価しているのか完璧に把握できるようになります。
グループディスカッションの練習を積みたい方には「MeetsCompany」がオススメです!
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目次
グループディスカッションの評価基準 12選
まずはグループディスカッションの評価基準を理解しましょう。
結論から言うと、グループディスカッションで重要なのは「コミュニケーション力」と「課題解決力」です。
では「コミュニケーション力」「課題解決力」それぞれについてもう少し深く考察したいと思います。
グループディスカッションで求められる「コミュニケーション力」とは?
ここで言う「コミュニケーション力」とは、「建設的に議論を進行する力」を指しています。
グループディスカッションは実際にあなたが仕事をする際に、社内社外の関係者とどのようにコミュニケーションを図れるのかを確認するために行っています。
そのため、闇雲に発言すれば良いというものではなく「議論を展開する/深堀りする」発言が重要になります。
また、人事が評価している「コミュニケーション力」は以下のような6つ力に細分化されます。
GDで評価されるコミュニケーション力
”剛”のコミュニケーション力
- 発信力・・自分の意見を明確に発言する力
- 決断力・・様々な意見の中から自ら決定する力
- 統率力・・議論を展開し、意見を集約する力
”柔"のコミュニケーション力
- 傾聴力・・他人から意見を引き出す力
- 共感力・・他人の意見を強調・補足する力
- 協調力・・意見のぶつかり合いを中和する力
よくグループディスカッションでイメージされるのは“剛”のコミュニケーション力ですが、企業の人事部は“柔”のコミュニケーション力もしっかり評価しています。
積極的に発言することも重要ですが、周囲の意見を聞き入れる柔軟性もしっかりアピールしたいところです。
グループディスカッションで求められる「課題解決力」とは?
ここで言う「課題解決力」とは「論理的に現状を分析し策を考える力」です。
グループディスカッションで与えられるお題は明確な答えがないことが多いです。
そのため、論理的思考力を働かせて「それっぽい答え」を導き出す必要があります。
また、人事が評価している「課題解決力」は以下のような6つ力に細分化されます。
GDで評価される課題解決力
”左脳”の課題解決力
- 計画力・・目標達成に向けたステップを組み立てる力
- 分析力・・事象を構造化して把握する力
- 立案力・・妥当な解を導き出す力
”右脳”の課題解決力
- 試行力・・トライ&エラーしながら目標に向かい進める力
- 独自力・・人と違う切り口で事象を観察する力
- 発想力・・突飛な解を生み出す力
グループディスカッションのお題によって、“左脳”・“右脳”で求められる比重が異なります。
論理的思考力が求められるお題では“左脳”の方が比重が高く、アイディアを求められるお題では“右脳”の方が比重が高くなります。
しかし、多くの企業はグループディスカッションにおいて「論理的思考力」を試すための「課題解決型のテーマ」を採用しているため、やや“左脳”が有利と言えるでしょう。
ちなみに、課題解決型のグループディスカッションについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
参考課題解決グループディスカッションの解法7STEP【テーマ事例つき】
続きを見る
以上のような評価軸をもとに企業はグループディスカッションを評価しています。
ちなみに評価軸はあくまで企業が学生を評価する観点であり、全ての評価項目を満たさないとダメということはありません。
「コミュニケーション力」「課題解決力」それぞれで自信がアピールしやすい力を理解しておくことが重要です。
評価軸から見えるグループディスカッションの攻略パターン 4選
上記でグループディスカッションの評価軸はご理解いただけたかと思います。
では、評価軸から導き出されるグループディスカッションに適したパターンを4つを紹介したいと思います。
GD攻略パターン
①「”剛”のコミュニケーション力」×「”左脳”の課題解決力」
論理的に順序立てて考えて、説得力のある意見を発信する「チーム牽引型」
②「”剛”のコミュニケーション力」×「”右脳”の課題解決力」
他の参加者とは一味違うアイディアを発信する「ブレスト特化型」
③「”柔”のコミュニケーション力」×「”左脳”の課題解決力」
他の参加者の意見から良い点を抽出して要約する「縁の下の力持ち型」
④「”柔”のコミュニケーション力」×「”右脳”の課題解決力」
他の参加者の意見に新しい観点を付け加えて支援する「他を活かす型」
是非、あなたの強みに合わせたグループディスカッションの攻略パターンを確認してみて下さい。
グループディスカッションの攻略パターン毎の進め方と注意点
ここからは、それぞれの攻略パターンに応じたグループディスカッションの進め方と注意点を紹介します。
ちなみにグループディスカッションのテーマ毎の対策や、役割毎の進行方向については以下の記事を参考にしてみて下さい。
参考グループディスカッションのコツ/役割・お題を解説(苦手克服)
続きを見る
「”剛”のコミュニケーション力」×「”左脳”の課題解決力」
グループディスカッションではリーダーとして、議論のゴール・進め方を仕切っていくのが良いでしょう。
ただし、この攻略パターンの学生はやや独善的になり他の参加者の意見を聞かなかったり、自分のロジックに固執しまったりすることが多いので、その点は注意したいところです。
「”剛”のコミュニケーション力」×「”右脳”の課題解決力」
アイディア出しで自身の考えを積極的に発言することで、グループにあらたな視点をもたらすことで議論に貢献できます。
一方で議論を段階的に進めること、他の人の意見を聞くことは苦手なため、自分の意見を発信することに終始しすぎると「クラッシャー」と認識されてしまう危険性があります。
「”柔”のコミュニケーション力」×「”左脳”の課題解決力」
他の参加者の意見を引き出しながら、それらの意見を要約し、グループとしての最適解を導き出すことでグループに貢献すると良いでしょう。
しかし、自身の考えを全く発言せずに要約ばかりしていると、「いいとこ取りする奴」と認識されてしまう可能性があるため、自身の考えを付け加えることを意識しましょう。
「”柔”のコミュニケーション力」×「”右脳”の課題解決力」
他の参加者の意見を組み合わせること、別の切り口で再定義することで、新しい観点を生み出すことが得意なため、議論が行き詰まった際に最も活躍しやすいと言えるでしょう。
一方で、他の参加者の意見をカスタマイズすることになるので人によっては「否定されてる?」と感じてしまうことがあるため、注意が必要です。
グループディスカッション上達には実践あるのみです
これまでグループディスカッションの評価軸と進め方について具体的に解説しました。
後は、本番の選考で本記事で「理解」したことを「実践」するのみです。
そこで、グループディスカッションを実践できる場を紹介させて頂きます。
結論、Meets Companyが一番使えます
グループディスカッションを練習したい方にはMeetsCompanyを利用することをオススメします。
なぜなら、企業の採用担当がグループディスカッションを評価してくれるからです。
場合によっては、その企業の担当者から直接スカウトをもらうことも可能です。
グループディスカッションイベントは多々ありますが、学生間でのフィードバックや、キャリアカウンセラーによるアドバイスがほとんどです。
しかし、実際の選考で評価するのは企業の採用担当なので、その採用担当からのフィードバックに勝るものはありません。
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- 年間1,500回・全国32箇所でイベントを開催しているので参加しやすい
約1分で登録完了
まとめ
以上、グループディスカッションの評価軸と攻略パターンを紹介しました。
グループディスカッションは「リーダーが評価される」という風潮が強いですが、実は企業の評価軸はこれ程たくさん存在します。
あなた自身の強みが評価されるのか?強みを活かしたディスカッションへの貢献の仕方は何か?今一度考えて頂くきっかけになれば幸いです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。