本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
就活生の約9割が参加すると言われているインターンシップ。
しかし、以下のように参加する意味がない感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事ではインターンシップに行く意味やメリット・参加する意味のない地雷インターンの特徴まで解説します。
本記事から学べること
- インターンに参加する意味・メリット
- 参加する意味のないインターンの特徴
- 参加する価値があるインターンの特徴
最後まで読んでいただければ、しっかりとした目的を持って優良インターンを見極めることができるようになります。
就職活動は、いかに上手く時間を使うかが勝負です。
ぜひ、最後まで読んでみて下さい。
目次
基本的にはインターンシップに参加した方が良い
インターンシップには意味がないのでは?と感じる学生は多いです。
確かに、くだらないインターンシップは存在します。
また、学生に目的がなければインターンシップに参加しても何も得られない可能性はあります。
しかし、結論から申し上げるとインターンシップは圧倒的に参加した方が良いイベントです。
というのも、インターンシップに参加した学生と、参加していない学生とでは就活の進め方に大きな差が生まれるからです。
そのため、意味のないインターンシップを見極め、参加目的を明確にした上で、インターンシップに参加するようにしましょう。
インターンシップに参加する目的<種類別>
そもそもインターンに参加する目的は何でしょう?
インターンの種類とそれぞれの目的について以下で説明します。
短期インターン:手軽に企業理解
短期インターンとは1日~1周間程度の期間で開催されます。
企業にとっても手軽なインターンであるため、多くの企業が開催している形式になります。
また、インターンの内容も企業説明会や新規事業立案などのグループワークが中心です。
開催企業数も多く、手軽である反面、具体的な業務や社員について深く知ることは難しいです。
そのため、短期インターンに参加する目的は会社の事業の方向性や会社の雰囲気をザックリ理解することであると言えるでしょう。
長期インターン:業務を体験して適性を知る
長期インターンとは、1ヶ月から数ヶ月にわたり開催されることが多いです。
長期インターンの最大の特徴は、期間中はその会社の社員として実務を経験することができる点です。
社員と同様の業務を行うので、仕事内容については勿論、どんな人が働いているのかまでかなり具体的に理解することができるようになります。
また、実際に仕事を行うので、その会社が自分に合うのか合わないのかも明確になります。
そのため、長期インターンに参加する目的は、その会社の具体的な業務内容や社員・自身の適性を深く理解することにあると言えます。
インターンシップに参加する9つのメリット
インターンの目的が理解できたところで、インターンに参加するメリットについて解説していきたいと思います。
結論から申し上げると、インターンに行くべきと言われる理由は9つもあります。
インターンに差参加する9つのメリット
- 選考の経験を積める
- 企業研究が深まる
- 企業選びの軸が明確になる
- 就活仲間ができる
- 人事と面識を持てる
- 特別選考ルートに乗れる
- 志望度が高いと思われる
- インターン参加者限定イベントがある
- 他社選考で箔がつく
では、詳細を説明します。
メリット①選考の経験を積める
人気企業ではインターンシップに参加するための選考に合格しなければならないことが多いです。
勿論、インターンシップ選考に合格して参加できればベストですが、不合格になった場合でも本選考のための練習にはなります。
ぜひインターンシップに参加して、本選考までに選考に慣れるようにしましょう。
メリット②企業研究が深まる
多くの企業では、インターンシップで自社の事業に関連したワークを実施しています。
説明会や採用サイトでは理解できなかった仕事内容も、ワーク形式で考え、社員にアドバイスを貰うことで理解できるようになります。
企業研究を深めることで、自分にとって興味を持てる仕事かどうかクリアになるのでワーク形式のインターンシップはオススメです。
メリット③企業選びの軸が明確になる
複数企業のインターンシップに参加することで、あなたに「合う企業」・「合わない企業」が明確になってくると思います。
なぜ、自分に合うのかor合わないのかを言語化できれば、あなたの企業選びの軸になる可能性は高いです。
このように、着実に企業選びの軸を具体化することで、本選考で業界選びに迷って手当り次第エントリーするといった自体を防ぐことができます。
<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BIDDC+BSI33M+3Y9Y+TU14H" rel="nofollow">
<img border="0" width="468" height="60" alt="" src="https://www29.a8.net/svt/bgt?aid=200731440713&wid=001&eno=01&mid=s00000018439005011000&mc=1"></a>
<img border="0" width="1" height="1" src="https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3BIDDC+BSI33M+3Y9Y+TU14H" alt="">
メリット④就活仲間ができる
インターンではグループでワークに取り組むことが多いです。
そのため、他大学の学生と就活仲間として繋がれる可能性があります。
インターンで出会った就活仲間であれば、志望業界も近いので様々な情報交換ができるはずです。
就職活動は情報戦とも言われており、「就活仲間を見つけることで効率良く就活を進められた」という就活生は多いです。
メリット⑤人事と面識を持てる
インターンでは、企業の人事部と会話できる機会も多いです。
企業の人事に顔と名前を覚えてもらうことも意外と重要だったりします。
勿論、人事は企業の求める人物像に沿って選考していますが、見知った学生に対しては選考基準が若干甘くなることもあります。
人事と顔見知りになっておいて損はないので、積極的にインターンで会話するようにしましょう。
メリット⑥特別選考ルートに乗れる
インターンシップに参加する大きなメリットとして、その企業の特別選考ルートに乗れる点があげられます。
多くの企業では、インターン参加者にはES選考通過や一部面接免除といった特典が用意されています。
本選考シーズンにおいて最も倍率が高いES選考や、一次面接が免除されるのは非常に大きなメリットであると言えます。
また、本選考シーズンでは数多くの企業の選考を同時並行で受けることになりますが、選考ステップが少なくなることで就活を合理化することができます。
メリット⑦志望度が高いと思われる
インターンシップに参加している学生は当然、その企業への志望度が高いと見做されます。
就活では能力や人柄と同じくらい志望度の高さが重視されます。
そして、その志望動機はいくら「第一志望です」と言っても伝わるものではなく、行動でしか示すことはできません。
そのため、「インターンシップに時間を割いている」という事実は、なによりも志望度の高さをアピールする材料であると言えます。
メリット⑧参加者限定イベントがある
多くの企業では、インターン参加者向けの限定イベントが用意されています。
現場社員との座談会や、インターンでの取組みに対するフィードバックなど、企業研究や自己分析に役立つイベントも非常に多いです。
また、様々な社会人と接点を持つことであなた自身のキャリア観を明確にすることが可能になります。
メリット⑨他社の選考で箔がつく
副産物的なメリットですが、難関インターンに参加していれば、他社のインターンや本選考で一目置かれる可能性があります。
勿論、企業によって求める人物像は異なりますが、「〇〇社のインターンに参加できる人材」という印象を持ってもらえることは就活にプラスにはたらくはずです。
参加する意味のないインターンシップの特徴
ここからは、参加する意味のないインターンシップの特徴を解説します。
あなたの貴重な時間を無駄にしないように、インターンシップに参加する前に参考にして下さい。
意味のないインターンの特徴
- コンテンツが不明確なインターン
- 一方的な企業説明風インターン
- 単純作業させるインターン
①コンテンツが不明確なインターン
コンテンツ内容が不明確なインターンシップは参加する意味がないです。
インターンシップに参加する際、参加目的を明確にすることが非常に重要です。
そして、その参加目的はインターンシップのコンテンツに応じて決められるものであるため、コンテンツが不明確だと、そもそもの目的設定ができません。
そのため、具体的なコンテンツ内容が不明確なインターンシップは参加する意味がないです。
②一方的な企業説明
特に1Dayインターンシップに多いのですが、学生がワークする機会が無い説明会のようなインターンシップは参加する意味が無いです。
本来、インターンシップとは他の就活生と議論したり、ケーススタディを考えたりすることで、その企業での事業・業務内容を理解するためのものです。
一方的な企業説明であれば、合同説明会に参加するだけで十分です。
そのようなインターンシップに参加するために、エントリーシートを書いたり、面接を受けたりするのは時間の無駄です。
そのため、一方的な企業説明のようなインターンシップは参加する意味がありません。
③単純作業させるインターン
長期インターン&ベンチャーで稀に存在しますが、インターンという名目で安い給料で単純作業をさせて人件費を浮かすような企業も存在します。
※勿論、殆どのベンチャー企業はちゃんとしたインターンシップを提供してくれています。
そのようなインターンシップでは、就活生を成長させるつもりは殆ど無いので、時間の無駄です。
インターンシップ参加前に、口コミなどをチェックするようにしましょう。
参加する価値があるインターンシップ
では、ここからは参加する価値があるインターンシップの見つけ方を説明します。
①人気の高いインターンシップ
人気ランキングの高いインターンシップは参加する価値があるといえるでしょう。
多くの学生から人気を集められるということは、就職活動を進めるにあたって汎用的な学びを得ることができるということです。
その企業にそこまで興味がなかったとしても、人気ランキングの高い企業のインターンから学べることは多いので参加してみることをオススメします。
②難関インターンシップ
選考ステップが多かったり、通過率が低かったりする難関インターンシップを一度はチャレンジしておくべきでしょう。
難関インターンにチャレンジする学生は基本的にレベルが高いので、グループディスカッションやグループ面接で他の学生から学べることは多いはずです。
また、企業も学生に高い水準を求めているので、本選考対策として勉強するにはうってつけです。
「合格して参加できればラッキー」という感覚で挑戦することをオススメします。
③選考直結型のインターンシップ
選考直結型のインターンシップも積極的に参加しておくべきインターンシップです。
志望度がそこまで高くない企業であったとしても、早期選考や選考免除の特典を受けることができれば、本選考をスムーズに進めることができます。
就職活動では精神的に参ってしまうことも多いので、安心できるコマを用意しておくことは大切です。
④厳しいことで有名なインターンシップ
自分の実力を試したい方や、就活モードに切り替えたい方は、厳しいインターンシップにチャレンジしてみると良いでしょう。
そのようなインターンシップを開催している企業はインターンシップ参加学生を社員とみなして接してくるので、高いビジネス力が要求されます。
勿論、辛く感じてしまうシーンもあると思いますが、就職活動に対する考え方をブラッシュアップすることができるのでオススメです。
⑤マッチング度が高い企業のインターンシップ
あなたが自社にマッチしていると、スカウトしてくれた企業のインターンシップには参加する価値があります。
逆求人サービスなどを経由してスカウトを貰うことができれば、インターン選考も免除してくれる可能性が高いので手軽に参加できます。
企業の人事がマッチしていると高くしてくれているので、早期選考や選考免除の特典を獲得しやすいです。
もし、逆求人サービスに登録していないのであれば、以下を参考にして下さい。
★現役採用担当者おすすめ逆求人サイト3選★
※すべて完全無料で利用できます。
OfferBox
✓利用企業数最多の日本最大規模の逆求人サイト!
✓大手有名企業も多数利用!
キミスカ
✓とにかく沢山のスカウトを獲得できる逆求人サイト!
✓まだ見ぬ優良中堅企業が多数利用!
dodaキャンパス
✓ベネッセ✕パーソルが運営する逆求人サイト!
✓大手有名企業も多数利用!
参考逆求人サービスで就活を合理化する【初心者・上手くいかない人必見】
続きを見る
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では、インターンシップに参加する意味があるのか?という疑問について解説しました。
確かに意味のないインターンシップも残念ながら存在しますが、基本的にはインターンシップには参加するべきだと考えています。
というのも、インターンに参加して得られるメリットは無視できないレベルであるためです。
インターンシップを意味あるものにするためにも、目的設定は明確にしておきましょう。
また、意味のないインターンシップに参加して時間を無駄にしないためにも、口コミサイトなどでリサーチは徹底しておきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。