面接で求められる自己PRで「統率力」をアピールしたいと考えている方向けの記事です。
「統率力」がある人は、主体的に行動し、周囲のメンバーに働きかけることができると評価されます。
人を動かす力はビジネスにおいて最も重要な力の一つであるため、「統率力」という強みは就職活動においても武器になることでしょう。
しかし、自己PRで上手く伝える方法を理解していないと、せっかくの強みも面接官に理解してもらえません。
そこで、本記事では以下のようなお悩みを解決したいと思います。
- 「統率力」をどう伝えたら良い?
- どんなエピソードなら「統率力」が伝わる?
- 「統率力」をアピールする際の注意点は?
本記事を最後まで読めば、面接官に「リーダーシップがある人材」と評価され、面白いように面接に合格できるようになるはずです。
目次
自己PRでアピールできる「統率力」の定義
結論から言うと、自己PRで評価されやすい「統率力」とは、「チームを支えながら、主体的に広い視野で意思決定できる力」です。
「統率力」と聞くと、強いリーダーシップでメンバーを牽引するゴリゴリタイプを想像する方が多いと思います。
勿論、そういった「統率力」を好む企業も存在します。
しかし、日々新しい技術やビジネスが生まれては消える今のビジネス環境においては、一人のスーパーマンの能力だけで課題に太刀打ちすることはできないのです。
そのため、就活で自己PRとしてアピールする「統率力」には以下のような要素を含む必要があるのです。
- 主体性
- 他人を受け入れる力
- 視野の広さ
- 意思決定力
自己PRで「統率力」を効果的にアピールする方法(3ステップで解説)
面接官にあなたの強みをアピールするためには、自己PRの「型」を理解しておく必要があります。
以下の3ステップで訴求すると簡潔で印象に残りやすい自己PRが可能になります。
自己PRの型
- STEP1:「主張」・・あなたの強みは何か
- STEP2:「根拠」・・学生時代にあなたの強みをどう活かせたのか
- STEP3:「訴求」・・企業であなたの強みがどう活かせるのか
では、具体的にそれぞれのステップについて解説していきます。
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STEP1:主張
自己PRでは、まずは「アピールしたい強み」から語り始めるべきです。
というのも、具体的なエピソードから語り始めてしまうと、面接官は「強みは何かな?」と考えながらエピソードを聞かなければならず、ストレスを感じてしまうからです。
そういった事態を回避するためにも「主張→根拠」の順で伝えることは必須です。
誤った自己PR
私は学生時代に〇〇に打ち込んでいました。その中で~。(根拠)そのため、私の強みは「統率力」です。(主張)
正しい自己PR
私の強みは「統率力」です。(主張)というのも学生時代に打ち込んだ○○という経験の中で~からです。(根拠)
STEP2:根拠
次に、あなたが主張した「統率力」を証明する「根拠」を提示する必要があります。
というのも、「統率力」という強みがどうに発揮されたのか確認できないと面接官は評価できないからです。
そのため、あなたの強みである「統率力」が際立つエピソードを用いて、その強みを証明しましょう。
エピソードで強みを伝える際、アピールできるポイントは以下3つあると言えるでしょう。
エピソードを伝えるポイント
- 動機:「なぜ頑張れたのか?」の説明を織り交ぜる
- 思考:「どう考えたのか?」の説明を織り交ぜる
- 行動:「どう行動したのか?」の説明を織り交ぜる
動機:「周囲へ働きかけた」「自らが主体になった」
物事に取組む際に、「周囲の人に働きかけよう」「自らが主体になろう」という姿勢がある人は「統率力」が強いと評価されやすいです。
仕事においても「統率力」がある人は、他人を巻き込むことに躊躇がなく、また、自ら課題を発見できる人です。
例文
塾講師のアルバイトで退塾率の高さが課題であると感じ、周囲の講師の意見を参考に施策を検討しようと働きかけました。
思考:「幅広い選択肢から考えた」「意思決定した」
課題解決を検討する際に、「幅広い選択肢から答えを出そう」「自らが意思決定者になろう」という姿勢がある人は「統率力」が強いと評価されやすいです。
仕事においても統率力がある人は、周囲のアイディアや価値観を参考に、意見を一つにまとめ切ることができます。
例文
退塾率が高い理由について、同僚や社員へのヒアリング・退塾者へのアンケート・在籍生徒の不満を元に議論し、最もクリティカルな退塾の原因は「指導カリキュラムが個別最適化されていない」点にあると結論付けました。
行動:「遂行しきった」「周囲をサポートした」
施策を実施する際に、「最後まで責任をもって遂行しよう」「周囲が上手くできるように支援しよう」という姿勢がある人は「統率力」が強いと評価されやすいです。
仕事においても統率力がある人は、アイディアを提供するだけでなく、そのアイディアが完遂するまでリードし続けることができます。
例文
指導カリキュラムを生徒毎に個別最適化するために、生徒のパターンに応じたカリキュラム策定マニュアルを制定しました。
この施策が上手く稼動しているのか確認するために私は1年間に渡ってPDCAを回し、改善を重ねました。
また、新人講師でも上手くオペレーションできるように、カリキュラム策定研修を実施しました。
STEP3:訴求
最後に、あなたの強みが会社でどのように活かせるのか添えましょう。
「強みが仕事でどう活かされるか」まで伝えられると、具体的にどのように活躍するのかイメージできます。
勿論、その会社の事業や業務内容を理解していないと訴求は難しいので、企業研究を怠らないようにしましょう。
企業研究については以下の記事を参考にして頂ければ理解しやすいです。
【就活】企業研究の方法「何を」「どこまで」「どうやって」完全解説
自分の強みを考え直したい・・・という方に
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、
といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。
自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
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更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
自己PRで「統率力」をアピールする際の注意点
「統率力」は自己PRできちんと面接官にアピールできれば高く評価されますが、伝え方によっては逆にネガティブに評価される可能性もあります。
以下のように面接官に伝わらないように注意して下さい。
ネガティブに評価される「統率力」
- ワンマンで空回りしている
- 周囲の意見を取り入れ過ぎて意思決定できていない
では、詳しく説明します。
「ワンマンで空回りする人」と思われないように注意
冒頭でお伝えした通り、今ビジネスで必要とされている「統率力」とは、支援型リーダーシップを実現できる「統率力」です。
「俺について来い!」と言わんばかりに、自分の主観や経験則を押し付け、狭い視野で結論を導くリーダーは評価されません。
「周囲の意見を取り入れ過ぎて意思決定できない人」と思われないように注意
周囲の意見を取り入れることは大切ですが、その結果、中途半端な結論しか出せていないようでは「統率力」があるとは評価されません。
時には他人の意見に対する反論・否定を行い、課題解決に直結する結論を導き出すことこそが重要です。
【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。
詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では、自己PRで「統率力」を上手くアピールする方法について解説しました。
就職活動で評価される「統率力」とは、「チームを支えながら、主体的に広い視野で意思決定できる力」です。
古い価値観の「統率力」と混同しないように注意して下さいね。
本記事を参考に、あなたのを見つめ直して下さい。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。