学生時代はダンスに全力を注ぎ、就職活動においてもその経験を活かしたいと考えている方向けの記事です。
ダンス経験にはES・面接でアピールできる要素が数多く含まれているため、上手くハマれば魅力的な自己PRを構成できます。
例えば、練習やパフォーマンスを通して得られるチームワーク力や、演出や構成を考える企画力などが挙げられます。
しかし、就職活動においてもダンス経験をアピールする学生は非常に多く、自己PRをしっかり構成しないと没個性的になりやすいデメリットが存在します。


本記事では上記のような悩みを解決し、ダンスに打ち込んだ経験をより魅力的に面接官にアピールするためのメソッドを紹介します。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
目次
そもそも自己PRで何を語れば良いのか?
面接官は自己PRを聞くことで「学生時代の経験に裏付けられた、あなたの長所」を確認しようとしています。
そのため、自己PRは「長所+根拠となるエピソード(ガクチカ)」の形で語ることを求められています。


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合わせて読みたいガクチカと自己PRの違いとは?定義・評価軸・書き方の違いを解説!
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部活・サークルの自己PRの基本
ダンス経験の自己PR方法について解説する前に、まずは部活動の自己PRの基本を理解しておきましょう。
部活の自己PRの基本
- 部活をやってた事自体が評価されるわけではない
- 部活での経験はあくまでアピールする長所の根拠となるエピソード
- 部活での経験とビジネスを紐付けてアピールする
まずは部活動の自己PRの基本をじっくりと理解したいという方は以下の記事を参考にして下さい。
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参考【就活】自己PRで『部活のガクチカ』をアピールする【例文アリ】
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自己PRで語れる、ダンス経験から得る力とは
では、ダンスで養える能力の中で、自己PRで強みとしてアピールできる能力にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは、自己PRで面接官に評価される能力のカテゴリーを紹介します。
自己PRでは主に以下の3つのカテゴリーからアピールする能力を考えるようにしましょう。
能力のカテゴリー
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
就活でアピールできる強みについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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参考自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
続きを見る
ダンス経験で培った「妥協しない姿勢」は自己PRでアピールできる
ダンスパフォーマンスのクオリティを際限なく追求する「妥協しない姿勢」は自己PRで強みとしてアピールできます。
ダンスは他のスポーツ等と違い、見ている観客の心を動かすことが最も重要です。
そのため、「これをやっておけば勝てる、評価される」といった絶対的な指標が存在しないので、トコトン細部を突き詰める姿勢が重要になります。
ダンス経験で練習担当やリーダーとして、パフォーマンスのクオリティを細部に至るまで追求してきた経験がある方はその姿勢を是非アピールしましょう。

尚、「妥協しない姿勢」をアピールする際のポイントは以下の記事にまとめているので参考にして下さい。 続きを見る
参考【就活】自己PRで『妥協しない姿勢』をアピールする【例文アリ】
経験で培った「協調性」は自己PRでアピールできる
周囲のメンバーのモチベーションをコントロールした「協調性」は自己PRで強みとしてアピールできます。
ダンスはチーム全員の息が揃っていないとパフォーマンスのクオリティが下がってしまう為、いかにチーム全員がモチベーション高く練習に打ち込めたのかが重要になります。
そのため、日頃の練習から互いに声を掛け合い、同じ目標に向かって練習を積み重ねなければなりません。
あなたがダンス経験の中で、メンバーの士気の低下に直面した際に鼓舞した経験があれば積極的にアピールしましょう。

ダンス経験で培った「発想力」は自己PRでアピールできる
ダンスの演出を考える際に発揮された「発想力」は自己PRでアピールすることができます。
ダンスには観客を喜ばすためのオリジナリティ溢れる演出も時には必要になります。
ダンスを通じて型に囚われずに柔軟な演出を行った経験があれば、是非アピールしてみましょう。

あなたの強みをカンタンに見つける方法
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、


といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が一目瞭然
- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
- 「強み」「弱み」を具体的にフィードバック
- 診断結果を見た大手企業・ベンチャー企業からスカウト
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
自己PRに説得力を持たせるダンス経験のガクチカ構成方法
自己PRに説得力を持たせるガクチカを構成する方法として、「STAR」の観点を紹介します。
ガクチカの構成を考える際は「STARの観点」というフレームワークを活用すると初めて話を聞く人にも分かりやすく、コンパクトに伝えることができます。
ガクチカの構成方法(STARの観点)
以下の4つの要素の頭文字をとった、エピソード構成のフレームワークです。
・Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。
・Task=課題・問題
具体的な課題や条件をについて説明します。
・Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
・Result=結果
取り組みの結果について、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
STARの観点の更に詳しい解説は以下の記事を参考にして下さいね。
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参考面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
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ダンス経験の自己PRの例文
では、これまで紹介したダンスの自己PR構成方法を踏襲した例文をご紹介します。
例文
私の強みは「妥協しない姿勢」です。
私は学生時代にダンスサークルに所属していました。
私が所属していたダンスサークルでは年に1回、全国のダンスサークルが集うコンテストに出場していたのですが、前年に比べて初心者が多くダンスのパフォーマンスのクオリティが低下していたことが課題になっていました。
私は練習担当として、コンテストまでにチーム全体のダンスのクオリティを向上させることをミッションに練習スケジュール策定・振り付け指導に注力しました。
練習スケジュールはGoogleカレンダー等を共有し、メンバーのアルバイトや授業スケジュール等を管理しながら全員が練習に参加できる最適日を選定するように努めました。
また、初心者グループを構成し、上級者が練習を管理できる体制を構築しました。
その甲斐あって、メンバー全員で練習を重ね、コンテストの2周間前までには振り付けは完璧に踊れるような状態に仕上げることができました。
しかし、コンテスト入賞を目標に置いていたため、更にクオリティに磨きをかける必要があると考え、更に練習スケジュールを過密に設定しました。
ところが、現状のクオリティで満足しているメンバーが多数存在し私が設定したスケジュール案に対する反対意見も出てきました。
ダンスは全員が同じ思いで取り組むことに醍醐味があると思い直し、反対意見を出しているメンバーの声に耳を傾けて練習スケジュールを組み直しました。
ただ、クオリティの向上は必須だと考えていたので、新たに動画撮影やOBからのフィードバックをもらう機会などを設けることにしました。
その結果、コンテスト当日はパフォーマンスのクオリティは前年以上に仕上げることができ、目標としていたコンテスト入賞を果たすことができました。
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参考面接の合格率が圧倒的に高まる話し方(2つのことを意識するだけ)
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ダンス経験の自己PRに関する注意点
最後に、部活について自己PRする際に注意したいことを紹介します。
これまで紹介した手順に従って自己PRを作成したら、最後にチェックしてみて下さい。
ダンスにも自己PRで話せるガクチカはある?
ダンスに打ち込んでいた学生の弱点が「ダンス以外は疎かにしている」というイメージを持たれやすいことです。
サークルに力を入れつつも、長期インターンや留学に力を入れている学生は、その経験値の豊富さを評価されています。
自己PRでアピールする力に説得力を持たせるためにも、ダンス以外で語れるガクチカを準備しておくと良いでしょう。
練習を頑張ったことばかりアピールしていない?
部活での練習内容を詳しく説明する学生は結構多いです。
しかし、面接官はダンスに対しては素人です。
詳しい練習内容を聞いたところで、何がキツイのか共感できないことが多いです。
あなたの準備したガクチカの専門性が高すぎないか今一度チェックしてみて下さい。
【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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あなたの自己PRが通用するか評価してもらう方法
選考を受ける前に、スカウトサービスを活用して自己PRが「企業に評価されるか」を確認することをオススメします。
自己PRを完成させても、面接官に思い通りに評価されるか不安ですよね。
自分で『完璧』と思っていても、以下のように企業視点では『いまいちだな・・・』と感じられることは多いです。
- 客観的視点が欠落した自己PRになる
- 面接官の視点が欠落した自己PRになる
- 伝わりにくい言葉や論理の飛躍が盛りだくさんの自己PRになる
上記のような状態に陥らないためにも、スカウトサービスにあなたの自己PRを掲載してみましょう。
メモ
スカウトサービスとは、登録された自己PRを見た企業の採用担当から特別選考のスカウトが送られるサービスです。
また、登録する自己PRはいつでも編集できるため、「どんな自己PRが企業にウケるのか」を試行錯誤できるのも魅力的です。
なんと言っても、数多くの企業の採用担当にあなたの自己PRを見てもらえるというのは最大のメリットと言えるでしょう。
もし、スカウトを獲得できれば儲けモノ、獲得できなくても改善の余地があるということを選考前に発見できるのです。
ポイント
選考前にスカウトサービスで自己PRが評価されるかテストマーケティングすることが重要


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おすすめ就活サイト① 就活の教科書
就活全般に関する情報収集には就活の教科書が使いやすいです。
本サイトでは企業の面接官側の視点で面接対策を中心に紹介していますが、
「就活の教科書」では、実際の内定者の体験談を元にした記事が多いです。
そのため、先輩の失敗談や成功事例から学ぶことができて非常に参考になると思います!
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キャリアクラス新卒就活はウェブココル株式会社が運営している就活サイトです。
就活生の経験・悩み・志望業界別に役立つ記事が掲載されているので、知りたい情報にすぐにアクセスできる使いやすさが魅力です!
また、就活サービスの比較についても様々な評価軸でしっかり比較されているので、自分にあったサービスを探しやすいです。
自己PRでのダンス経験の伝え方 まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事ではダンスを頑張った経験を自己PRで生かすコツをご紹介しました。
ダンス経験は非常に多くのアピールポイントがあります。
ただし、ダンスをやっていたこと自体をアピールするのではなく、ダンスで頑張ったことのプロセスをアピールしましょう。
また、ダンス経験のガクチカをSTARの観点に則って構成することであなたの自己PRに説得力をもたせることを心掛けましょう。
是非、本記事を参考にあなたのダンス経験の自己PRをブラッシュアップして下さい。