学生時代は水泳に心血を注いできて、就職活動でも水泳での経験をアピールしたいと考えている方向けの記事です。
水泳競技は、サッカーや野球と違って個人競技であるため一見就活向きでなさそうですが、その分、日頃の努力や創意工夫をアピールしやすいです。
世の中で、「個の時代」が声高に叫ばれているからこそ、水泳という個人競技で結果に拘った経験は企業にとっても魅力的に映るはずです。
勿論、個人競技といっても、部の運営や指導など他人との関わりをアピールすることもできます。
このように、水泳経験から就職活動の自己PRやガクチカでアピールできることは盛り沢山です。
しかし、以下のような悩みを持つ人も多いかと思います。


そこで、本記事では水泳経験を魅力的にアピールするための方法を徹底解説します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
部活で忙しくて就活に時間を割けないという方へ・・
部活は最後までやり切りたい!でも、就活も頑張らないと‥焦りを感じている体育会学生の方は多いと思います。
特に近年は就職活動が早期化しているため、あなたが部活に打ち込んでいる間に周りは自己分析やら企業研究やらをどんどん進めています・・・
そこで、体育会に特化した就活エージェント「アスリートエージェント」を紹介します。
- 体育会学生の強みを引き出す手厚いサポート
- 体育会向けの非公開求人を紹介
- 支援実績3,000名以上・内定獲得率86%
体育会学生の強みを最大限に引き出してくれるので、就活に出遅れてしまってもすぐに内定獲得レベルまで引き上げてくれます。
「満足いくまで部活をやり切りつつ、納得内定を獲得したい!」という方はぜひ活用して下さい。
詳しく知りたい人はこちらから
-
アスリートエージェントの評判【メリット・デメリットを人事が解説】
続きを見る
目次
そもそも自己PRで何を語れば良いのか?
面接官は自己PRを聞くことで「あなたの長所」を確認しようとしています。
そのため、自己PRは「長所+裏付のエピソード」の形で語ることを求められています。


ガクチカと自己PRの違いとは?定義・評価軸・書き方の違いを解説!
水泳経験自体をアピールしても無駄
「私は学生時代に水泳部で全国大会に出場しました!」とアピールする学生がいますが、面接官は部活自体に全く興味はありません。
例え、日本一になっていたとしても直接「ビジネス」とは関係ないからです。
リクルートキャリアの調査によると、学生の所属している部活動やサークル活動に注目している面接官はわずか7.4%しか存在しないことが明らかになっています。

水泳経験は自己PRの「説得材料」
学生時代に水泳競技に力を注いだ経験はあなたの長所の「説得材料」になります。
そのため、自己PRを考える際は「面接官にアピールしたい長所は何か」から始めましょう。
次に、そのアピールしたい長所が発揮された水泳経験を伝えることで、説得力を高めます。
間違った自己PR
私は学生時代に所属していた水泳部で全国大会に出場しました。そのため●●力があります。
正しい自己PR
私の強みは●●です。というのも、所属していた水泳部において●●という経験をしたからです。

自己PRで伝えやすい水泳経験で培われる能力
では、水泳で培える能力の中で、自己PRで強みとしてアピールできる能力にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは、自己PRで面接官に評価される能力のカテゴリーを紹介します。
自己PRでは主に以下の3つのカテゴリーからアピールする能力を考えるようにしましょう。
能力のカテゴリー
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
就活でアピールできる強みについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
では、水泳競技を通じて培える能力を紹介します。
計画力
水泳経験では、「計画力」が身につくはずです。
水泳競技の特性上、あなた自身の努力がタイムという形でダイレクトに結果が返ってきます。
そのため、〇〇秒タイムを縮めるという目標を実現するため、筋力トレーニングに取り組む・フォーム改善を行うと言った計画を立てる力を培うことができます。
ビジネスにおいても、この定量的目標から逆算してアクションプランを練る力は非常に有用です。

ポイント
- 目標と現状のギャップをどう分析したのか?
- あなたの工夫はギャップの解消に十分なものだったのか?
- ビジネスでどのように活かせそうか?
ストイックさ
水泳を通して培える「ストイックさ」は自己PRでアピールできます。
ベストなパフォーマンスを発揮するためにはとことん自分と向き合う必要があります。
ビジネスにおいても、資料作成や、プレゼンテーション等、日頃の準備が結果に直結することは非常に多いです。
そのため、妥協を許さず、自分を追い込み、本番でベストなパフォーマンスを発揮できるストイックさは、就職活動においても高く評価されます。

ポイント
- どの程度ストイックだったのか
- 辛い練習をどのようなメンタリティで乗り越えたのか
- 仕事でどう活かせそうか
競争心
水泳競技では、「競争心」を培うことができます。
水泳競技は個人種目ですが、成長のために他の部員と切磋琢磨できる練習環境や雰囲気作りも重要になります。
会社内にも「競争」存在します。
例え、同じ会社で働く仲間であったとしても、互いに刺激を与え合う関係を構築できる力は重要です。
そのため、面接官はあなたが会社に入ってからも出世や成功を求める「競争心」の強い人かどうかを評価しています。

ポイント
- 具体的にどのような雰囲気を醸成できたのか?
- 馴れ合いにならないためにどんな工夫をしたか?
- ビジネスでどのように活かせそうか?
あなたの強みをカンタンに見つける方法
自分の強みを知りたい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査では数万人分の受検データから判定してくれるので、客観的なあなたの特徴を見出すことができます。
そのため、『どんな風に評価されやすいのか』を理解した上で就活を進められるようになります。
また、適性検査では強みや弱みだけでなく、”向いてる仕事”や”性格”まで診断してくれます。
自己分析や選考対策に活かせるので、早めに受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
- 診断結果に合う優良企業からのスカウト
\ 1分で登録完了 /

【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
水泳経験のエピソード構成方法
自己PRに説得力を持たせるエピソードを構成する方法として、「STAR」の観点を紹介します。
このフレームワークを活用することで、初めて話を聞く人にも分かりやすく・コンパクトに伝えることができます。
ガクチカの構成方法(STARの観点)
以下の4つの要素の頭文字をとった、エピソード構成のフレームワークです。
・Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。
・Task=課題・問題
具体的な課題や条件をについて説明します。
・Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
・Result=結果
取り組みの結果について、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
STARの観点の更に詳しい解説は以下の記事を参考にして下さいね。
面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
水泳経験の自己PRの例文
では、これまで紹介した水泳の自己PR構成方法を踏襲した例文をご紹介します。
是非、参考にしていただければと思います。
例文
私の長所は「目標から逆算して計画的に努力できる」点です。
この強みは学生時代に所属していた水泳競技部で身につけることができました。
私は水泳で日本学生選手権の出場を、大学4年間通しての目標にしており、出場するためには、今のベストタイムから1秒近く縮める必要がありました。
闇雲に練習していても目標達成は難しいと考え、実際に出場している選手と自分との差を様々な角度から分析しました。
その結果、後半の失速が自身の弱点であることを突き止めました。
この課題克服のために、①スタミナ強化②バテにくい効率の良いフォームへの改善を中心に練習メニューを組み替えました。
また、練習メニューが妥当性を検証するために、定期的にビデオ撮影、記録測定を実践しました。
その甲斐あって、今期の大会で自己ベストを1秒以上更新することができ、目標としていた大会への参加標準記録を突破することができました。
私はこの経験から、目標を達成するためには一度立ち止まって妥当なアクションプランを練ることの重要性を学ぶことができました。
面接の合格率が圧倒的に高まる話し方(2つのことを意識するだけ)
水泳経験の自己PRに関する注意点
最後に、部活について自己PRする際に注意したいことを紹介します。
これまで紹介した手順に従って自己PRを作成したら、最後にチェックしてみて下さい。
部活以外にも自己PRで話せるガクチカはある?
部活に打ち込んでいた学生の弱点が「部活以外は疎かにしている」というイメージを持たれやすいことです。
サークルに力を入れつつも、長期インターンや留学に力を入れている学生は、その経験値の豊富さを評価されています。
自己PRでアピールする力に説得力を持たせるためにも、部活以外で語れるガクチカを準備しておくと良いでしょう。
部活で練習を頑張ったことばかりアピールしていない?
部活での練習内容を詳しく説明する学生は結構多いです。
しかし、面接官はあなたが打ち込んでいたスポーツに対しては素人です。
詳しい練習内容を聞いたところで、何がキツイのか共感できないことが多いです。
あなたの準備したエピソードの専門性が高すぎないか今一度チェックしてみて下さい。
部活に集中していて就活が不安な方へ


という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には就活エージェントを活用することをオススメします。
就活エージェントでは、就活アドバイザーが自己分析や選考対策を手助けしてくれるので、めちゃくちゃ効率的に就活を進められるようになります。
部活に忙しく就活に時間を割けない体育会学生にマッチする就活サービスだと思います。
中でも、体育会学生の就活支援トップクラスの実績を誇る「アスリートエージェント」が良いと思います。
アスリートエージェントには以下のような特徴があるので気になる人は参考にしてください。
ポイント
- 体育会系限定求人を紹介
- 体育会系出身のアドバイザー
- 体育会系の強みを活かす就活指導

こちらもCHECK
-
アスリートエージェントの評判【メリット・デメリットを人事が解説】
続きを見る

【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
こちらもCHECK
-
【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
続きを見る
自己PRでの水泳経験の伝え方 まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では水泳を頑張った経験を自己PRで生かすコツをご紹介しました。
水泳経験は非常に多くのアピールポイントがあります。
ただし、水泳をやっていたこと自体をアピールするのではなく、水泳で頑張ったことのプロセスをアピールしましょう。
是非、本記事を参考にあなたの水泳経験の自己PRをブラッシュアップして下さい。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。