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【就活】面接官にささる自己PRの伝え方(現役採用担当が解説)

12月 8, 2020

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【就活】面接官にささる自己PRの伝え方(現役採用担当が解説)

12月 8, 2020

就職活動において、強みと根拠を面接官に説明する「自己PR」は言うまでもなく重要です。

 

何度も自己分析を繰り返して、自己PRに磨きをかけている人も多いと思います。

 

しかし、いくら自己分析を繰り返しても『企業に伝わる自己PR』に辿り着くことはできません

 

え?よく就活セミナー等では自己分析を繰り返せって言われてるんですが・・・

 

Rambo
Rambo
勿論、自己分析は重要です。しかし、自己分析を繰り返して自己PRを考えても致命的に抜け落ちてしまうポイントがあるのです。

 

そこで、本記事では伝わる自己PRの特徴と、自己PRの改善方法を実践レベルで解説します。

 

こんな方におすすめ

  • 自己分析をやり抜いて満足のいく自己PRを作れたのに、インターンや選考に通らない人
  • 正直、面接官が見る目がないんじゃないかと考えている人
  • このまま、第一志望の企業の面接を受けるのは怖いけど、対処方法が分からない人

 

本記事を最後まで読んで実践に移して頂ければ、面接での合格率が向上することは勿論、企業があなたをより深く理解してくれるようになり、納得内定に一歩近づくことができます。

 

※既にここまで読んで自己分析だけでは企業が求める自己PRに辿り着けない理由が分かった人はここから先を読む必要はありません。

 

自己PR企業が求めている自己PRとは?

まずは企業が求めている自己PRとは何か、説明したいと思います。

 

企業が求めている自己PRとは全国大会優勝、海外留学経験、アルバイト先の売上を2倍にした等の輝かしい実績ではありません。

 

企業が求める自己PRとは「相対性」と「再現性」が解像度高く表現されている自己PRです。

 

自己PRで重要な要素

  • 相対性・・・他の学生と比べて、「優秀なのか?」「どう違うのか?」を説明できている
  • 再現性・・・語られたエピソードで発揮した力が「ビジネスにおいても発揮できること」を説明できている

 

逆に、「自己評価でしかない」「その体験でしか発揮されない」と面接官が感じてしまうような自己PRは、企業が求める自己PRではないのです。

 

分かりやすいように以下に企業が求める自己PRの概念を図で解説します。

 

 

なぜ「相対性」と「再現性」が重要なのか?

企業の面接官は1日に少なくとも10名以上の学生と面接し、「合格」「不合格」という判断を下します。

 

勿論、面接官は上司や他の面接官に合否判断の理由を説明しなければなりません。

 

その際に、「自分と気が合ったから合格」「なんとなく不合格」なんて説明する訳にはいきません。(上司にブチ切れられます笑)

 

これまで面接した学生と比べてどう優秀で(相対性)、自社の業務でどのように力を発揮できると見込んでいるのか(再現性)、といった理由を説明できなければなりません。

 

そのため、自分が強みだと勝手に思い込んでいることや、ビジネスシーンとつながりが見えない経験をいくら語っても、面接官はあなたを「合格」にしてくれません。

 

面接官が上司や他の面接官に、あなたを「合格」とした理由が語れるような自己PR、つまり、「相対性」と「再現性」が含まれた自己PRをする必要があるのです。

 

なるほど・・・だから、主観的な自己分析だけでは企業が求める自己PRを作れないんですね。

 

Rambo
Rambo
そうです。自己分析ばかりしていても、客観的な視点が抜け落ちているんですよね。

 

自己PRのポイント

  1. 面接官があなたを「合格」とした理由を説明できるように「相対性」と「再現性」を感じさせる自己PRをする必要がある。
  2. 「相対性」と「再現性」のある自己PRを作るには、主観を排除した客観的視点が必要になる。

 

伝わる自己PRの作り方

自己分析だけでは良い自己PRは作れないことは分かりましたが、どうすればいいんでしょうか?

 

企業が内定を出したくなる自己PRを作り上げる簡単な方法は「他人」に見てもらうことです。

 

もっと言うと、人事経験者に見てもらうのが手っ取り早いです。

 

そこで、以下に人事経験者にあなたの自己PRを評価してもらえる無料サービスをいくつか紹介します。

 

就活のプロにアドバイスをもらう

一番手っ取り早く自己PRをブラッシュアップする方法は就活エージェントを活用する方法です。

 

理由は言うまでもなく、面接官の視点であなたの自己PRでアピールしている強みが「相対的に優れているのか」、「ビジネスでの再現性が高いか」を見抜いてくれるからです。

 

就職活動でなかなか人事経験者に自己PRをチェックしてもらえる機会はないと思います。

 

しかし、就活エージェントを活用すれば、あなたの自己PRを客観的に評価してくれるので、志望企業の面接官があなたの自己PRをどう評価するのか一目瞭然になります。

 

勿論、全ての就活生が就活エージェントを使うべきだとは思いません。やはり、向き不向きはあります

 

就活エージェントが向いてる人

①自分の自己PRに強いこだわりがない人
②正直、他力本願で就活を進めたいなぁと思っている人
③エージェントに全く志望していない企業を紹介されても強い意志で断れる人

 

上記に当てはまる人は、就活エージェントの活用を検討してみても良いかも知れません。

 

スカウトサービスで自己PRの評価を確かめる

自己PRを客観的に人事経験者に評価してもらう方法は就活エージェントだけではありません

 

スカウトサービスを活用して、あなたの自己PRを見た企業がスカウトしてくれるのかを確認するのも有効です。

 

自己PRに対する直接的なアドバイスはもらえませんが、就活エージェントよりも手軽に企業の反応を確認することができます。(いわゆるテストマーケティングですね。)

 

以下のような方には向いていると思います。

スカウトサービスが向いてる人

  1. 自分の自己PRについて他人にアレコレ指図されたくない人
  2. 就活エージェントに志望していない企業をススメられるのは嫌だと考えている人
  3. ゲーム感覚でスカウトが溜まっていくのを楽しめる人

 

スカウトサービスに興味がある方は、以下のサービスを試してみて下さい。

 

メモ

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評価される自己PRの伝え方(3STEP)

次に、面接官に評価される自己PRの伝え方を紹介します。

 

STEP1 強みを凝縮したキャッチコピーを伝える

自己分析で見つけた強みを組み合わせてあなたを表すキャッチコピーを伝えることをオススメします。

 

適性検査で見つけた「強み」は他人と重複してしまう可能性が高いため、そっくりそのまま自己PRなどで使わない方が良いです。

面接官は1日に何十人と面接を行うため、汎用的な言葉で自己PRしてしまうと印象に残らない可能性が有るからです。

 

例えば、あなたに「発想力」「柔軟性」「主張力」といった強みが備わっているのであれば、「様々な意見を吸収して0→1を生み出して提案できる人材です。」といった具合です。

 

STEP2 強みが発揮されたエピソードに織り交ぜる

自己分析で見つけた強みは具体的なエピソードとリンクして説明するようにしましょう。

 

面接官はいくらあなたが「●●が強みです」と熱く語ったところで、納得してくれることはないでしょう。

 

「強み」が発揮された過去の体験を説明することで、面接官にあなたの強みを具体的にイメージさせることが重要になります。

ここで語るエピソードこそがいわゆるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と呼ばれるものになります。

 

ガクチカの構成方法については以下の記事を参考にして下さい。

 

【就活】人事部直伝のガクチカの書き方と評価されるポイント
参考面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】

続きを見る

 

STEP3 仕事にどう活かせそうか伝える

最後に、アピールした強みがその企業での業務でどのように発揮できるのか伝えましょう。

 

しっかりと企業でどう活かせるのか伝えることで、面接官はあなたの活躍を具体的にイメージできるようになります。

また、その際に企業研究の成果を織り交ぜると志望度の高さも合わせてアピールすることができます。

 

自己PRの伝達力を上げるコツ

筆者が3年間に渡って数多くの就活生と面接してきた経験から、面接官にブッ刺さる自己PRのコツを編み出したので、是非参考にして下さい。

 

「相対性」を面接官に伝えるコツ

自己PRで他の学生に比べて優秀であること(相対性)を伝えるための方法は以下の通りです。

 

①他の学生と被らないような独自性のある能力をアピールする。(おススメ)
②難易度が高い課題を解決した経験を語る。
③チャレンジングな取組を成し遂げた経験を語る。

 

正直、②③ができるのであれば、あなたはこの記事を読む必要がありません。

 

②③ができない場合は、「①他の学生と被らないような独自性のある能力をアピールする」のがベストです。

 

自己PRにおいて、「挑戦心がある」「分析力がある」等の抽象的な能力をアピールする就活生は多すぎて相対的に優位に立つのが難しいです。

 

そのため、競合が多い抽象的な能力は避けて、競合が少ない具体的な能力をアピールすれば良いのです。

 

競合が多い抽象的な能力(例)


・挑戦心がある
・分析力がある

 

競合が少ない具体的な能力(例)


・常に自分の限界を10%超えるような課題設定を心掛けている
・「常識」だと見做されている事象に対しても「なぜ?」と探究できる“目”を持っている。

 

「再現性」を面接官に伝えるコツ

自己PRで、アピールする力がビジネスでも発揮される(再現性)を伝えるための方法は以下の通りです。

 

①自己PRで語った経験を抽象化してビジネスに転換する(おススメ)
②学んだ力を他の取組でも発揮できたことを語る

 

「再現性」は「相対性」を説明するよりも、易しいです。

 

具体的なあなたのエピソードを抽象化して、ビジネスに当てはめることができれば「再現性」を付加することができます。

 

具体的なエピソード(例)


アルバイト先の居酒屋で、顧客満足度を向上に貢献しました。
顧客が何に不満を抱いているか課題を特定するために、アンケート調査を実施しました。
その結果、顧客が商品提供速度に不満を抱いていたという課題を特定しました。
そこで、店舗にインカムの導入を提案し、ホールとキッチンのコミュニケーション密度向上に貢献しました。

 

抽象化されたエピソード(例)


この経験において、「課題に対する有効な打ち手を見出すために情報を泥臭く集め」、「既存のやり方に囚われない手法で解決する」能力を発揮することができました。

 

このように、エピソードを語って終わるのではなく、その経験がビジネスでどう生かされるのかを主眼に置いて伝えることがポイントです。

 

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?

 

自己PRを上手く伝えるためには客観的な「相対性」「再現性」を説明しなければなりません。

 

そのためには、あなた自身の自己PRを他人に評価してもらう機会を作るようにしましょう。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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