面接官が威圧的な態度をとる「圧迫面接」。
これから面接に臨もうという就活生の皆さんの中には、「もし圧迫面接されたらどうしよう‥」と不安に感じる人もいることでしょう。
そこで、本記事では「圧迫面接」の対策や、企業が圧迫面接する理由、圧迫面接の例を現役面接官の目線で解説します。
大前提として、筆者は圧迫面接する面接官はクソだと思ってます笑
でも、面接を受けている学生の立場では、「あなた圧迫面接するとかクソですね。」とは言えないと思うので、本記事で紹介する対策を講じて鼻を明かしてやりましょう。
目次
そもそも圧迫面接ってどんな面接?
圧迫面接とは、わざと答えにくい質問をしたり否定的・高圧的な態度をとって相手の反応を試す「演出」をしている面接のことです。
ガクチカや志望動機を準備してから面接に臨む学生に対し、あえて否定したり威圧的な態度をとって想定外の状況を生み出し、その場での受け答えを見ようとする古来より伝わる面接テクニックです。
圧迫面接の目的
圧迫面接を行う面接官は予定調和的な面接を崩して、あなたの生の感情や言葉を炙り出すことを目的にしています。
つまり、あなたにムカついているから圧迫面接している訳ではなく「よりあなたを知るため」にあえて「演技」しているのです。
このことを前提に面接すると気も和らぐはずです。
ちなみに、期待通りの回答が返ってくると、コロッと態度を和らげる傾向にあります。

圧迫面接の事例と対策(3パターン)
ここからは圧迫面接の具体的な事例と、それぞれに対する対策を紹介していきます。
圧迫面接には大きく以下3つのパターンが存在します。
よくある圧迫面接
- 否定
- ノーリアクション
- 揚げ足取り

パターン① 否定
とにかくあなたの話すことを否定してくる圧迫面接スタイル。
個人的にはこの否定パターンが一番多いと思います。これ、マジムカつきますよね笑
しかし、この「否定」パターンは攻略が最も簡単です。
結論から言うと、否定された箇所についてより具体的に説明すればよいのです。
この手の圧迫は、否定された時に咄嗟に次の一手を打てるかを確認しているのです。
そのため、以下のように返せばすんなりと納得してくれることも多いです。



ココがポイント
より具体化して否定する隙を無くす
パターン② ノーリアクション
あなたが何を話しても「ふ〜ん」と生返事を繰り返し、まともに反応してくれない圧迫面接スタイル。
この圧迫面接スタイルの目的は、あなたの「余裕」や「冷静さ」を試しているのです。
あまりにもリアクションがないからと、話が冗長になったり挙動不審になったりすると、「ストレス耐性が低い」と評価される恐れがあります。
この手の圧迫に対してはめげることなく明るく返答するようにしましょう!
あまりにも反応がないようであれば、こちらから問いかけてみても良いと思います。





ココがポイント
めげずに明るく対応するスタンスが重要
パターン③ 揚げ足取り
ちょっとした矛盾や本筋ではないところに執拗に突っ込んでくる圧迫面接スタイル。
この手の圧迫面接をしてくる面接官は、意表を突く質問をすることで、あなたの臨機応変さを確認しようとしています。
意表を突かれたからといってしっちゃかめっちゃかな回答をしてはいけません。
落ち着いて論理的に説明するように心がけましょう。



ココがポイント
話の一貫性や論理展開を意識する
圧迫面接された時にやってはいけないこと
冒頭からお伝えしている通りクソです。
しかし、どうしてもその企業から内定を勝ち取りたい場合はグッと堪えて圧迫面接に付き合う必要があります。
ここからは、圧迫面接された際にやってはいけないことを紹介します。
所詮、面接官も「演技してるだけ」と割り切って以下のような行動を取らないように気を付けてください。
圧迫面接されたときのNG行動
- ムッとする
- 黙り込む
- 慌てふためく
- 適当な返答をする
上記のような反応をする学生は「ストレス耐性が低い」と評価されてしまいます。
感情的になったり慌てたりせず、相手の威圧的な質問も受け止めるスタンスで臨むことを心がけてください。

圧迫面接されやすい人
実は圧迫面接されやすい人には共通点があります。
圧迫面接する面接官の肩を持つわけではありませんが、面接官も人間です。
学生の態度・話がイマイチでムッとしたりして無意識に威圧的になってしまう可能性もあります。
圧迫面接されるリスクを減らすために、以下のような面接をしていないか注意するようにしましょう。

態度が悪い人
就活生として致命的ですが、挨拶ができない、相槌が適当、タメ口が混じる等、就活生としての基本ができていない学生は圧迫面接されやすいです。
特についつい相槌で「うん」と言ってしまったり、語尾が「〜っすよね」と言ってしまったりする人は要注意です。
面接は友達とのコミュニケーションではなく、ビジネスコミュニケーションです。
そのことを肝に銘じておきましょう。
話が抽象的な人
ガクチカや志望動機が抽象的すぎると、面接官が深掘りしようとガンガン質問してきて圧迫面接チックになることがあります。
面接官はあなたの考え方や価値観を推し量るために面接しています。
就活マニュアルにあるような誰にでも言える話は求められていません。
上っ面の抽象的な言葉ではなく、あなたの経験からくる具体的な言葉で説明するようにしましょう。
面接態度が暗い人
あなたが暗い態度だと、面接官のテンションも低くなりリアクションも悪くなることがあります。
面接はあくまでコミュニケーションの一環なので、あなたの態度が面接官の態度を左右することを理解し、ハキハキと気持ちの良いコミュニケーションを心がけるようにしましょう。
面接が苦手な方は就活エージェントを活用して練習しよう
面接が苦手な方は、プロに相談することをオススメします。
友人や先輩より、圧倒的に就職活動に対する知識が豊富なので、1回相談するだけでもあなたの不安は解消されるはずです。
あなたの面接での姿勢・話し方・アピールしている内容など、自分では気づかない問題点も見つけてくれます。
不安を払拭することで、迷いなく自信に満ち溢れた状態で就職活動に取り組めるようになれます。
ちなみに、就活エージェントの中では、実績のあるジョブスプリングがオススメです。
圧迫面接してくる企業に内定もらった場合はよく考えよう
仮に圧迫面接に打ち勝って内定を勝ち取ったとしても、内定承諾するべきかはよく検討した方が良いと思います。
圧迫面接を仕掛けてくる企業は学生のストレス耐性を図ろうとしていることが多く、それはすなわち、その企業ではストレス耐性が必要になるという裏返しなのです。
就職後もストレスフルな環境で働くことになる可能性があるため、しっかりと企業研究して判断する必要があると思います。
また、どんな理由があれ、学生に対して圧迫面接を仕掛けてくるという企業スタンス自体、褒められたものではないと筆者は考えているので、内定後も吟味することをオススメします。

スカウトサービスを活用してより良い企業に出会うのもアリ
圧迫面接してくる企業の内定を承諾する前に、他に良い企業がないか吟味しましょう。
スカウトサービスとは、企業から学生に対して面談やイベントへの参加依頼が来るサービスです。
スカウトサービスを活用すれば、あなたを気に入った企業が特別なイベントや面談などに招待してくれます。
そのため、効率的に就活を進めることができるのが最大の特徴です。
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まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では就活生なら誰しもが不安に感じる圧迫面接の事例と対策を中心に紹介いたしました。
圧迫面接はあなたの本音や対応力を確認するために面接官が「演技」している面接に過ぎません。
冷静に落ち着いて対応できるようになれば、苦手意識もなくなってくるはず。
ただし、今どき圧迫面接を仕掛けてくるような企業には注意が必要です。
仮に内定を貰えたとしても、「入社して大丈夫か」しっかり検討するようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。