これから就活を始めるけど、スキルや資格がないから不安‥って人は多いのではないでしょうか?
スキルや資格は「〇〇ができる」という証明なので、スキルや資格を持ってるだけで就活が有利に進めそうですよね。
そこで、本記事では現役採用担当の目線で以下について解説したいと思います。
- 就活においてスキルやスキルがどう評価されるか
- スキルや資格がない場合の就活攻略法
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
目次
新卒採用でもスキル・資格は必要?
結論から言うと、新卒採用においてスキル・資格を重視してる企業は少ないです。
実際にリクルートが公表した「就職白書2022」によると、採用において資格を重視する企業はわずかに13.6%しかありませんでした。
日本の新卒採用では、その企業への志望動機、社会人としての基礎能力(コミュニケーション力や論理性)を重視している企業が多いからです。
スキル・資格は入社後に求めるor中途採用で求める企業が多数派と言えます。

新卒採用では「ポテンシャル」が重視される
日本の新卒採用ではスキル・資格よりも「ポテンシャル」が重視される傾向にあります。
そのため、就活開始時点で何のスキル・資格も持っていない場合は、「ポテンシャル」をアピールすることが内定獲得の近道であると言えます。
勿論、スキル・資格を持っていれば+αの評価を得られることもあります。
しかし、スキルや資格はあくまで+αでしかなく、そもそものポテンシャルが見込めない場合はいくら難関資格を保有していたとしても不採用になるケースが多いです。
では、どうやってポテンシャルをアピールすれば良いのか、以下で詳しく紹介しますね。
まずは自身の特徴を把握しよう
あなたのポテンシャルを採用担当に理解してもらうためには、あなたが「どんな特徴を持った人か」を明確にする必要があります。
就活に失敗する学生の多くは「自分がどんな特徴を持っているか」説明できない人です。
「〇〇なところも、△△なところも、□□なところもあるしなぁ‥」と考える人が多いと思いますが、総花的なアピールだと採用担当はあなたの特徴を捉えられません。

自分の特徴を掴むために適性検査を受けよう
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、


といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が一目瞭然
- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
- 「強み」「弱み」を具体的にフィードバック
- 診断結果を見た大手企業・ベンチャー企業からスカウト
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
自分の特徴が発揮されたエピソードを作ろう
あなたの特徴を把握できたら、次にその特徴が発揮されたエピソードを練りましょう。
いわゆるガクチカというやつです。
学生時代に最も力を注いだ経験は就職活動では必ず聞かれる質問であり、そのエピソードから面接官はあなたの『ポテンシャル』を確認します。


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参考【就活】どのエピソードでガクチカを書くべき?約50種類のガクチカ紹介
続きを見る
資格取得を頑張った経験はアピール材料になる
前述の通り、新卒採用でスキルや資格を求められる機会は多くありません。
しかし、資格取得に向けてコツコツと努力できる点は「ポテンシャル」として評価されることがあります。
これから資格を取得して、そのエピソードを就活でアピールしたいという方は以下記事を参考にしてください。
資格取得のガクチカって正直どうなの?(例文つき)【採用担当が解説】
就活でプラスにはたらく資格
就活において資格取得は必須ではありませんが、持っていればプラスに働くスキル・資格は存在します。
ここではどんな業界でも汎用的に評価される資格を紹介したいと思います。
少し勉強すれば、まだまだこれから取得できる資格も存在するので参考にしてください。

TOEIC
英語の能力をスコアで表す検定で、海外にマーケットがある企業では重視されます。
中にはスコアが昇進条件になっている会社もあるので、時間のある学生のうちに勉強しておくことをオススメします。
なお、就職活動においては700点以上あれば一定の語学力を認められます。

簿記
企業活動におけるお金や資産の流れを記録するのが簿記です。
経理の業務では必須の知識なので、財務・経理部を始めとした事務職を目指すのであれば取得しておいて損はないです。
ただし、企業にアピールできるのは日商簿記2級からです。
商業簿記だけでなく工業簿記も範囲に含まれており、中小企業の経理なら十分にカバーできます。
ITパスポート
本来は「情報処理技術者試験」の入口となる資格で、企業でITに携わる人向けの資格になります。
いまやどの業界でもデジタル化が叫ばれているため、ITへの素養があることを示すにはもってこいの資格です。
ただ、IT領域ではかなり初歩的な資格であるため、あくまでITに興味がある程度しかアピールはできません。
統計検定
統計学に関する知識や活用力を評価する検定試験です。
特にマーケティング領域やデータサイエンス領域を目指す方に向いている資格と言えます。
現在のビジネス環境は「データの時代」と言われるように、データを資産としていかに有効活用していくのかが死活問題になっています。
就活でアピールするには2級相当の知識が必要になります。
数学的で難しい領域ではありますが今後ニーズは高まっていくのでぜひ挑戦してみてください。
プログラミングスキルは高く評価される可能性がある
ほとんどのスキル・資格は「プラスにはたらくことがある」程度ですが、プログラミングスキルは高く評価される可能性が高いです。
というのも、IT業界だけでなく、メーカー・金融・サービス等さまざまな業界でDX(デジタル・トランスフォーメーション)が話題に上がっていますが、それを推進できる人材が圧倒的に不足しているからです。
そのため、python・R言語・Java・C言語といったプログラミング人材は企業から獲り合いになっています。
プログラミングスキルを武器に、優良企業に自分を高く売り込みたいという方は、エンジニア専用エージェントの利用をおすすめします。
中でも、レバレジーズ株式会社が運営しているレバテックルーキーがおすすめです。
プログラミングスキルをアピールする方法は以下の記事にまとめているので参考にしてくださいね。
自己PRで『プログラミング』経験を魅力的に伝える方法(例文付き)
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では就職活動においてスキル・資格がなくて不安な方に向けて就活の攻略方法を紹介しました。
就活においてスキルや資格はマストではありません。それよりも『ポテンシャル』の方が重要です。
ぜひ、自分の強みを見つけてガクチカとしてアピールできる準備を進めてください。
ただし、スキル・資格を保有していれば、+αで評価されることもあります。
少し頑張れば取得できる資格もあるので、時間がある方はチャレンジしてみても良いでしょう。
また、プログラミングスキルについては、今のビジネス環境を考慮すると、非常に高く評価される可能性があります。
プログラミングは就職後も大いに役立つスキルなので、一念発起して頑張る価値はありそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。