本記事はこんな方にオススメ
- グループディスカッションで評価される意見のまとめ方を知りたい方
- グループディスカッションの実践の場を知りたい方
グループディスカッションは今や多くの企業で採用されている選考手法であり、目の前であなたのコミュニケーション能力や論理的思考力を確認できる選考手法であるため、面接よりも重視される選考になっています。
しかし、他の学生とともに取り組まなければならない選考ということで、苦手意識を持つ学生も多いことでしょう。

・初対面の人とどうディスカッションを進めればいいの?
・クラッシャーいたらどうすればいいの?
このような悩みが後を絶たないと思います。
そこで本記事では現役人事部として「グループディスカッションにおける意見のまとめ方」を解説したいと思います。
本記事の信憑性
- 筆者のRamboは現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
実際に新卒採用を企画する企業側の人間です。
就活を終えたての内定者や、実際の現場の採用感覚を持ち合わせていない就活メディアでは発信できない本質的な情報を発信できると思います。
本記事を読めば、グループディスカッションにおいてどのように意見をまとめれば良いのか理解できるようなります。
グループディスカッションの練習を積みたい方には「MeetsCompany」がオススメです!
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目次
そもそもGDでの評価基準やテーマや進め方は?
GD初心者の方はまず、以下の記事を参考にしてGDの評価基準や頻出テーマ、議論の進め方を理解しましょう。
GDでの立ち回りの基本を具体的に解説しています。
-
参考グループディスカッションのコツ/役割・お題を解説(苦手克服)
続きを見る
グループディスカッションで「意見がまとまっている」とはどのような状態?
グループディスカッションにおいて「意見がまとまっている」とはどのような状態を指すのでしょうか?
結論から言うと、「意見がまとまっている状態」とは「①制限時間内に」「②参加者が合意して」「③確からしい結論」を導き出せている状態を指します。
グループディスカッションにおいて面接官は学生の「コミュニケーション能力」と「論理的思考力」を確認しています。
他の参加者と円滑にコミュニケーションを図ることで「①制限時間内に」「②参加者の合意」を実現し、論理的にお題を考えることで「③確からしい結論」を導くことができるのです。
そのため、あなたがグループディスカッションに参加する際は以上の3つの要素を満たすような意見のまとめ方をする必要があります。
そうすることで、自ずとグループディスカッションの評価基準である「コミュニケーション力」・「論理的思考力」を満たすことができます。
グループディスカッションで評価されない意見のまとめ方
では、まずはグループディスカッションにおいて企業に評価されないまとめ方を解説します。
あなた自身、以下で紹介するような意見のまとめ方を行っていないか今一度確認してみて下さい。
①多数決で意見をまとめる
多数決で結論を導くことは絶対に避けましょう。グループまるごと不合格になるリスクがあります。
多数決は反対意見・少数意見を黙殺する決定方法であり、グループディスカッションの参加者の意見を強制的に無視するという点において「コミュニケーション力がない」と断じられる可能性があります。
また、「賛同する人が多いから確からしい」という全く論理的な結論の導き出し方でないため、「論理的思考力が欠如している」とも断じられてしまう可能性があります。
多数決はこれまで慣れ親しんだポピュラーな方法だと思いますが、ビジネスシーンにおいては好まれない意思決定方法です。
②結論ありきで意見をまとめる
これはグループディスカッションでよく見かける誤った意見のまとめ方です。
本来、お題を論理的に紐解いて、メンバー全員の意見を評価した上で、結論を導くべきところを「持論に固執している」、「制限時間がない」といった理由で「結論」を決めつけてしまうパターンです。
このような決め方をする学生は俗に言う「クラッシャー」と見做され、自分の評価を下げてしまうばかりか、参加者全体の評価を下げてしまいかねないです。
横着せずに、お題の定義付け→アイディア出し→アイディアの分類→評価というステップを踏んで議論を進行することを心掛けましょう。
③共通項だけで意見をまとめる
他の参加者と意見を交わす中で参加者の意見が合致したポイントだけを抽出して意見をまとめる方法は一見すると合理的に見えますが、避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、意見が合致していないポイントについての議論を無視してしまっているため、「踏み込んで考える力がない=コミュニケーション力がない」と評価されてしまう可能性があるためです。
また、グループディスカッションにおいて「大枠」での合意形成はそう難しいことではありません。
本当に合意形成が難しいのは「具体的な各論」について議論している場面です。
しかし、具体的な各論について議論しないディスカッションからは、抽象的で面白味のないアウトプットしか出てきません。
グループディスカッションにおいて、意見の対立は避けずに、双方が納得の行く着地点を見出すように心掛けましょう。
評価されるまとめ方
では、ここでグループディスカッションにおける適切な意見のまとめ方を紹介します。
それは「基準を設けて意見をまとめる」方法です。
複数のアイディアについていきなり評価するのではなく、「何をもって正しい意見とするか」参加者間で共通の評価基準を設けるようにしましょう。
例えば以下のような、参加者全体が合意形成を図りやすいような基準で意見をまとめると納得感が高い議論を交わすことができます。
評価基準の例
- 「メリット」「デメリット」
- 「コスト」「スピード」「効果」
このような意見のまとめ方をすることで、参加者全体での合意形成を図りつつも、論理的な観点を無視しない意思決定ができます。
勿論、意見のまとめ方には様々な方法がありますが、制限時間が短い、就活におけるグループディスカッションでの意見のまとめ方としては上記の手法が最適でしょう。
グループディスカッション上達には実践あるのみです
これまでグループディスカッションの進め方について具体的に解説しました。
後は、本番の選考で本記事で「理解」したことを「実践」するのみです。
そこで、グループディスカッションを実践できる場を紹介させて頂きます。

結論、Meets Companyが一番使えます
グループディスカッションを練習したい方にはMeetsCompanyを利用することをオススメします。
なぜなら、企業の採用担当がグループディスカッションを評価してくれるからです。
場合によっては、その企業の担当者から直接スカウトをもらうことも可能です。
グループディスカッションイベントは多々ありますが、学生間でのフィードバックや、キャリアカウンセラーによるアドバイスがほとんどです。
しかし、実際の選考で評価するのは企業の採用担当なので、その採用担当からのフィードバックに勝るものはありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
グループディスカッションにおいて意見をまとめるシーンは非常に重要であるため、ぜひ本日ご理解頂いたポイントを実践できるように心掛けて下さい。
最後に、本日お伝えしたポイントをまとめておきます。
GDでの意見のまとめ方
- 「意見がまとまっている状態」とは「①制限時間内に」「②参加者が合意して」「③確からしい結論」を導き出せている状態
- 「コミュニケーション力」「論理的思考力」を欠くような意見のまとめ方はNG
- 参加者が納得しやすい評価基準を設けて意見をまとめる
最後まで読んでいただきありがとうございました。