インターンシップは企業について、ワークなどを交えて理解を深めることができるので、企業研究や自己分析にもってこいのイベントです。
しかし、インターンシップの旨味はこれだけではありません。
インターンシップでの人事からの評価が高ければ、以下のように本選考が有利になることが多いのです。
- リクルーターが付いてアドバイスがもらえる
- 本選考を一部免除されたり
- いきなり内定が出る
そのため、インターンシップに参加するのであれば、人事からの高評価を獲得することは非常に重要なのです。
しかし、以下のような悩みを抱える就活生も少なくないはずです。
そこで、本記事では現役人事部の筆者がこれまでの経験に基づき、インターンシップで人事から評価される方法は勿論、人事から愛される小技まで徹底的に解説したいと思います。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
本記事を読んで学んだことを実践できれば、インターンシップ経由の内定獲得も夢ではありません!
目次
インターンシップで高評価を獲得する4つのポイント
ここからは、インターンシップで高評価を得るための、具体的なアクションを紹介します。
インターンで人事から高評価を獲得するポイントは全部で4つあります。
※ここではグループワーク形式のインターンシップを前提としています。
インターンで評価される4つのポイント
- 積極的に発言する
- グループの雰囲気を良くする
- 面倒なことを買って出る
- 企業について予習しておく
勿論、あなたの性格によって得意不得意はあると思いますが、できるだけ実践するように心掛けて下さい。
ポイント① 積極的に発言する
まずは、発言しないことには人事の目には止まりません。
人事はグループワークを終始見ている訳ではないので、必然的に発現量が多い学生に注目しやすいです。
そのため、発言量を増やして人事に注目してもらえる可能性を高めることは重要です。
また、発言内容にも拘りましょう。
適当に相槌を打っているだけでは、いくら発言量を増やしても効果は薄いです。
グループの議論を活性化させるような意味のある発言を意識しましょう。
グループワークでの発言のコツ
- 序盤は実現性は無視してアイディアを出す
- 議論が落ち着いたタイミングで要約する
- 停滞した場合は目標に遡ろうと呼びかける
- 意見が割れたら評価基準について言及する
- 次にやるべきコトを整理する
ポイント② グループの雰囲気を良くする
メンバー全員が満足できるような雰囲気作りを意識しましょう。
人事はインターンシップにおけるグループ内での立ち回りを組織内での立ち回りと見做して評価しています。
グループ全員が満足度高くワークに取り組める状態を作ることができる人は、職場でも同僚や後輩のモチベーションを高められる人です。
グループの雰囲気を良くするコツ
- 最初に簡単なアイスブレイクを行う
- 目標や目的を最初に具体的に決める
- 他人の意見を頭ごなしに否定しない
- いいアイディアや発言を積極的に褒める
- 全員に発言させる
ポイント③ 面倒なことを買って出る
他人が面倒くさがるタスクは率先してやるようにしましょう。
グループワークには調べ物や資料作り等、地道なタスクも発生します。
人事はこのような地道な業務を、グループのために厭わず率先できる人材を好む傾向があります。
逆に、面倒事を他人に押し付けるような学生は評価が下がりやすいので注意しましょう。
面倒なタスクを評価してもらうコツ
- 調査結果をまとめて、報告する場を設ける
- 資料作で判明した、議論が不足している点を指摘する
- タスクの計画や進捗を逐一報告する
ポイント④ 企業について予習しておく
インターン参加前に、その企業のビジョンや事業、商品について予習しておきましょう。
インターンのグループワークでは、その企業にちなんだテーマが出題されることが多いです。
しっかりとその企業について予習している様子が人事に伝わると志望度の高さや計画性を評価してくれる可能性がグッと高まります。
また、予習しておくことで、あなたの発言の質も高くなるのでPOINT①で紹介した発言面でも評価を獲得しやすくなります。
インターンの予習のコツ
- ビジョン・目標を把握しておく
- 業界内における強み・弱みを把握しておく
- 顧客の特徴を把握しておく
- 直近の戦略・商品を把握しておく
- 競合企業の特徴について把握しておく
インターンシップで評価を下げてしまうポイント
ここからはインターンシップで評価を下げてしまう残念な行動を紹介します。
※基本的なマナーはできていて当たり前なので挙げていません。
ぜひ、インターンシップに参加する際は注意して下さい。
インターンで評価を下げてしまうポイント
- 自分の意見に固執し過ぎる
- 同調ばかりで意見を出さない
- 目標意識が感じられない
注意① 自分の意見に固執し過ぎる
グループワーク形式のインターンシップでは他のメンバーと意見が対立してしまうこともあります。
そんな時に、相手を論破しようとしたり、感情的になったりと、自分の意見に固執する学生は間違いなく評価が下がります。
グループとして議論している以上、他人の意見の良いとろを見つけるつもりで対立意見に耳を傾けましょう。
注意② 同調ばかりで意見を出さない
グループワークに自信がない人にとって、議論の中で自身の意見をアウトプットすることはハードルが高いと思います。
しかし、「うんうん」と頷いているだけで意見を出さないと、間違いなく人事からの評価は下がってしまいます。
インターンシップはあなた自身の成長の場でもあるので、思い切って意見をぶつけてみることを心掛けましょう。
注意③ 目標意識が感じられない
周りがインターンシップに参加しているから、という理由で仕方なく参加している学生も少なくないです。
しかし、やる気のない態度や、当事者意識の低さは、人事部にしっかりと伝わってしまいます。
インターンシップに参加したキッカケは何であっても、参加するからには目標を持つように心掛けましょう。
インターンシップで人事に愛されるテクニック
ここからはインターンシップで人事から好印象を持たれる小技を紹介したいと思います。
人事とは言え、一人の人間なので好き嫌いで学生を判断することもあります。
少しの気遣いで印象をアップさせることができるので、覚えておきましょう。
テクニック① 問いかけに積極的に答える
インターンシップの冒頭、学生とのアイスブレイクを図るために人事から「当社の●●知ってる人?」等のカンタンな質問を問いかけられることがあります。
しかし、殆どの学生は発言するのが恥ずかしくて様子見してしまうため、嫌な沈黙が生まれることは多々あります(笑)
そんな時、勇気を出して問いかけに答えてくれる学生は間違いなく好印象を残すことができます。
テクニック② 質問・感想を伝える
インターンシップを開催する人事も、「学生のためになるインターンシップだったかなぁ」と不安に思っています。
そのため、インターン終了後に質問や感想をくれる学生は非常に印象が良いです。
たとえ些細な質問や感想であっても、「インターンシップで興味を持ってくれた」と人事のテンションも上がります。
テクニック③ 人事の名前を覚えておく
「人事さんは~」と役職名で呼びかける学生は結構多いです(笑)
勿論、それ自体はNGではないのですが、人事も一人の人間なので名前を覚えてもらっていた方が嬉しいと感じます。
インターンシップの冒頭に人事の自己紹介があると思うので、メモするようにしておきましょう。
インターンシップに参加しよう
ここまで、インターンシップにおいて人事部から高評価を得る行動、評価が下がる行動について、現役人事の視点で具体的に解説しました。
あとは実践あるのみです。
ぜひインターンシップに参加して、人事から高評価を獲得し、就職活動を有利に進めて頂きたいと思います。
参加するインターンシップがまだ決まっていないという方は、以下からインターンシップを探してみましょう。
オススメのインターンの探し方【優遇が貰いやすい】
逆求人サービスを活用して、あなたの研究内容やスキルを評価してくれた企業からスカウトを貰い、インターンに参加するのが最も効率的です。
企業側が事前にあなたを評価してスカウトしてくれるので、インターン選考を突破できる可能性も高いです。
研究などで就活に無駄な時間を割きたくない学生にとっては非常に心強いサービスです。
逆求人サービスについては以下に詳細記事があるので参考にしてください。
参考逆求人サービスで就活を合理化する【初心者・上手くいかない人必見】
続きを見る
スカウトサービス人気No.1『OfferBox』
OfferBoxは就活生に最も利用されているスカウトサービスです。
ベンチャー企業から大手企業まで、幅広い企業が活用しているサービスであるため、まだ志望業界・企業が定まっていない人にオススメのサービスです。
また、企業が学生のプロフィールを本気で確認してスカウトを送るように設計されているサービスなので、スカウトの質も高いサービスです。
学生にとって登録必須のサービスだと思うので、登録がまだの方は以下から是非とも登録して下さい。
OfferBoxの特徴
- 6,000社以上の企業が利用
- 企業にオファー数制限があるので本気のスカウトが来る
- 適性検査も完備されているので自己分析が捗る
参考OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
続きを見る
とにかく沢山スカウトがもらえる『キミスカ』
キミスカはOfferBoxと同じく、企業側から気に入った学生に対してスカウトを提示するスカウト型サービスです。
キミスカはとにかく沢山の企業からスカウトを獲得することができるので、「駒を増やしたい」「まずは1社内定が欲しい」という方にオススメのスカウトサービスです。
スカウトの種類が「プラチナスカウト」「本気スカウト」「気になるスカウト」と3種類存在するため、あなたにスカウトしてくる企業の本気度が一目瞭然なのも嬉しいポイント。
あなたのガクチカを掲載してみて、企業の反応を試してみましょう。
キミスカの特徴
- 精度の高い適性検査を実装しているので自己分析に役立つ
- スカウトの種類で企業の本気度が一目瞭然
- 隠れ優良企業からスカウトが届く
参考キミスカの評判/結局、他の就活サイトと何が違う?(人事が批評)
続きを見る
大手企業からのスカウトを狙う『dodaキャンパス』
dodaキャンパスは教育大手のベネッセと転職業界大手のパーソルが共同運営するスカウトサービスです。
dodaキャンパスを利用している企業には大手有名企業が多いことから、大手志向の学生にオススメのサービスと言えます。
また、あなた自身の個性がアピールしやすいように工夫されているので、企業に個性を認めて欲しいという方にピッタリなサービスです。
dodaキャンパスの特徴
- 業界大手のベネッセ・パーソルの共同運営
- 就活に役立つコンテンツを受講できる
- 大企業・有名企業が多く利用している
気になる方は是非とも以下の公式サイトから登録してみて下さい。
参考dodaキャンパスの特徴・評判を現役人事が解説(デメリットも解説)
続きを見る
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では現役人事の視点から、インターンシップで高評価を得る4つのコツを紹介しました。
最後に、本記事のポイントを整理しておきます。
インターンで評価される4つのポイント
- 積極的に発言する
- グループの雰囲気を良くする
- 面倒なことを買って出る
- 企業について予習しておく
ぜひ、インターンシップで試してみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。