面接で求められる自己PRで「向上心」をアピールしたいと考えている方向けの記事です。
「向上心」がある人は、就職後も己のスキルアップのために主体的に学習できる人材として評価されます。
特に現在のような自発的にキャリアを描いていくことが大切な時代において、「向上心」を持つ人材は重宝されることでしょう。
しかし、自己PRで上手く伝える方法を理解していないと、せっかくの強みも面接官に理解してもらえません。
そこで、本記事では以下のようなお悩みを解決したいと思います。



本記事を最後まで読めば、面接官に「採用後も成長が見込める人材」と評価され、面白いように面接に合格できるようになるはずです。
目次
自己PRでアピールできる「向上心」の定義
結論から言うと、自己PRで評価されやすい「向上心」とは、「主体的に学習領域を発見し、学びを深める力」です。
多くの学生は「向上心」をアピールする際に、「学びを深める」部分に終始してしまいます。
しかし、本当に「向上心」がある人は「何を学ぶべきなのか」自分でその領域を見出すことができます。
人に言われて学習するだけでは「向上心」とは言えないので注意が必要です!
つまり、就活で自己PRとしてアピールする「向上心」には以下のような要素を含む必要があるのです。
- なぜ学ぶべきだと考えた?
- どうやって学んだ?
- その結果何が得られた?

自己PRで「向上力」を効果的にアピールする方法(3ステップで解説)
面接官にあなたの強みをアピールするためには、自己PRの「型」を理解しておく必要があります。
以下の3ステップで訴求すると簡潔で印象に残りやすい自己PRが可能になります。
自己PRの型
- STEP1:「主張」・・あなたの強みは何か
- STEP2:「根拠」・・学生時代にあなたの強みをどう活かせたのか
- STEP3:「訴求」・・企業であなたの強みがどう活かせるのか
では、具体的にそれぞれのステップについて解説していきます。
-
参考面接の合格率が圧倒的に高まる話し方(2つのことを意識するだけ)
続きを見る
STEP1:主張
自己PRでは、まずは「アピールしたい強み」から語り始めるべきです。
というのも、具体的なエピソードから語り始めてしまうと、面接官は「強みは何かな?」と考えながらエピソードを聞かなければならず、ストレスを感じてしまうからです。

そういった事態を回避するためにも「主張→根拠」の順で伝えることは必須です。
誤った自己PR
私は学生時代に〇〇に打ち込んでいました。その中で~。(根拠)そのため、私の強みは「向上力」です。(主張)
正しい自己PR
私の強みは「向上力」です。(主張)というのも学生時代に打ち込んだ○○という経験の中で~からです。(根拠)

STEP2:根拠
次に、あなたが主張した「向上力」を証明する「根拠」を提示する必要があります。
というのも、「向上力」という強みがどうに発揮されたのか確認できないと面接官は評価できないからです。
そのため、あなたの強みである「向上力」が際立つエピソードを用いて、その強みを証明しましょう。
エピソードで強みを伝える際、アピールできるポイントは以下3つあると言えるでしょう。
エピソードを伝えるポイント
- 動機:「なぜ頑張れたのか?」の説明を織り交ぜる
- 思考:「どう考えたのか?」の説明を織り交ぜる
- 行動:「どう行動したのか?」の説明を織り交ぜる

動機:「なぜ学ぼうと思ったのか」
向上心をアピールするには「なぜ学ぼうと思ったのか」言語化することが重要です。
更に、その理由が主体的でなければなりません。
というのも、人から言われて学んだエピソードではあなたの意欲が伝わらないからです。
以下の観点を参考に、どう判断して学ぶことにしたのか言語化するようにしましょう。
ポイント
- どうなりたかったから学ぶことにしたのか?
- 学ぶことにどんな必要性があったのか?
例文
私はより定量的な分析力を身に着けたいと考え、統計学を学習することにしました。
思考:「どうやって学ぼうとしたのか」
向上心をアピールするために「どうやって学ぶのが最適だと考えたのか」というプロセスを言語化しましょう。
なぜなら、面接官は就職後も効率的に学べる人なのか評価しているからです。
普段から向上心がある人は学習パターンをしっかりと習得しています。
一方で、向上心がない人は合理的な学習のプロセスを理解していないことが多いです。
以下のような観点で、どんなプロセスで学んだのか言語化しましょう。
ポイント
- どうやって情報収集したのか?
- なぜその方法で学ぼうと思ったのか?
例文
統計学を学ぶにあたって、理論だけでなく実践力も培いたいと考えていたので、統計学の授業を受講するだけでなく、企業のケーススタディ等を活用して学びを深めました。
行動:「学びをどう活かしたのか」
面接官に「向上心」をアピールする際、「インプット」だけでなく、「アウトプット」まで伝えることが重要です。
しっかりと学んだことを実行・検証・改善までできる人が、本当の意味で「向上心」がある人材であると評価されるからです。
以下のような観点で、学びをどう活かしたのか言語化しましょう。
ポイント
- 学んだことがどんな影響をもたらしたのか?
- 今後どう活かしていきたいのか?
例文
学んだ統計学をゼミ活動のアンケート調査の分析で活かすことができました。
これまでは数字の多寡で「なんとなく多い」と言った判断を下すことが多かったのですが、統計学を学んでからは有意性を意識した判断を下せるようになり、研究活動に貢献できるようになりました。
STEP3:訴求
最後に、あなたの強みが会社でどのように活かせるのか添えましょう。
「強みが仕事でどう活かされるか」まで伝えられると、具体的にどのように活躍するのかイメージできます。
勿論、その会社の事業や業務内容を理解していないと訴求は難しいので、企業研究を怠らないようにしましょう。
企業研究については以下の記事を参考にして頂ければ理解しやすいです。
【就活】企業研究の方法「何を」「どこまで」「どうやって」完全解説
自分の強みを考え直したい・・・という方に
自分の強みを知りたい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査では数万人分の受検データから判定してくれるので、客観的なあなたの特徴を見出すことができます。
そのため、『どんな風に評価されやすいのか』を理解した上で就活を進められるようになります。
また、適性検査では強みや弱みだけでなく、”向いてる仕事”や”性格”まで診断してくれます。
自己分析や選考対策に活かせるので、早めに受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
- 診断結果に合う優良企業からのスカウト
\ 1分で登録完了 /

【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
自己PRで「向上心」をアピールする際の注意点
「向上心」は自己PRできちんと面接官にアピールできれば高く評価されますが、伝え方によっては逆にネガティブに評価される可能性もあります。
以下のように面接官に伝わらないように注意して下さい。
ネガティブに評価される「向上心」
- 「意識高い系」になっている
- 周囲にも同じ熱量を求めすぎる
では、詳しく説明します。
「意識高い系」と思われないように注意
覚えたての専門用語を羅列するだけで、中身が伴っていないようであれば「意識高い系」と評価されるリスクがあります。
身につけた知識をひけらかすのではなく、知識をどう活かそうとしているのか説明することをオススメします。

「周囲にも同じ熱量を求めすぎる人」と思われないように注意
周囲の人にもあなたと同じ熱量を要求する人は「扱いづらい」と評価される可能性があります。
人によって関心事は千差万別です。
あなたが関心をもって学んだコトは、人によっては関心を抱かない可能性もあります。

【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
こちらもCHECK
-
【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
続きを見る
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では、自己PRで「向上心」を上手くアピールする方法について解説しました。
就職活動で評価される「向上心」とは、「主体的に学習領域を発見し、学びを深める力」です。
本記事を参考に、あなたのを見つめ直して下さい。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。