面接で自己prやガクチカを仕上げて臨んだのに、上手くいかないという人は多いのではないでしょうか?
などなど、原因が分からずもやもやしていませんか?
実は、面接で上手く行かない人の大抵が、「話す内容」よりも「話し方」に原因があります。
そこで、本記事では現役採用担当の筆者が、面接で合格率を高めるための話し方を徹底解説します。
本記事で学べること
- 面接官に最も伝えなければならないことは何か
- 面接での具体的な話し方
- 具体的なトレーニング方法
目次
面接で一番重要なのは『再現性』を伝えること
面接での通過率を上げるためにガクチカの内容をこねくり回す学生は多いですが、重要なのはガクチカの内容ではありません。
面接の通過率を左右するのはズバリ、『再現性』が伝わるかどうかなのです。
就職活動における『再現性』とは、「ガクチカでの経験が就職後も発揮されること」を意味します。
面接で『再現性』が重要な理由
新卒採用において、採用担当者が『再現性』を重視する理由は、「多くの学生はビジネス経験がないから」です。
一定期間インターン生として試用してから採用可否を決める欧米諸国とは異なり、日本ではビジネス経験がない学生を一括採用する仕組みが一般的です。
そのため、多くの企業はビジネススキルが保証されていない学生を採用するかどうか決断しなければならないのです。
そこで、学生時代の経験をヒアリングし、ビジネススキルの潜在能力を見極める手段を採用しているのです。
学生時代の経験で発揮された能力や人柄から、「この力はビジネスでも同様に発揮されるのか?」という視点で選考の合否を決定しているのです。
ポイント
日本の採用形態では学生時代の経験から潜在能力を見極める他ない
『再現性』を伝える2つのポイント
では、ここからは採用において最も重要な『再現性』を採用担当に伝える方法を解説します。
結論から言うと、『再現性』を伝えるポイントはたった2つです。
『再現性』を伝える2つのポイント
- 「論理」を説明する
- 「価値観」を説明する
「論理」を説明することが重要な理由
目標設定・課題分析・解決立案・実行に筋道が通っている論理的な説明をすることができれば、面接で『再現性』が高いと評価されやすいです。
というのも、ガクチカや自己PRの中で語る能力とは異なり、目の前で『論理性』という能力を採用担当者に披露することができるからです。
例えば、ガクチカの中で行動力をアピールしても、採用担当者にとっては「本当に行動力があるのか?」「そのエピソードに限ったものではないのか?」という懸念は払拭できません。
しかし、論理性は面接中に直接アピールすることができるので、その能力の有無を採用担当は直接確認することができるのです。
そのため、論理的に説明することで『再現性』の高さを採用担当に伝えることができるのです。
「価値観」を説明することが重要な理由
出来事や人の行動に対して、あなたがどう感じたのか?なぜそう感じたのか?を言語化して説明できれば、面接で『再現性』が高いと評価されやすいです。
何かを始めたい・悔しい・嬉しいといった感情の裏には、そのように感じた価値観が存在します。
そして、人の価値観は簡単に変化しないので、あなたの価値観を伝えることができれば、採用担当は就職後のあなたのモチベーションを推察できるようになります。
そのため、価値観を説明することで『再現性』の高さを採用担当に伝えることができるのです。
『再現性』を面接で伝える方法
では、ここからは具体的に面接で『再現性』を伝える方法を紹介します。
再現性を伝えるために重要なポイントは先述の通り、”「論理」を説明する”・”「価値観」を説明する”の2点です。
これら2つのポイントを面接で満たすためには以下のような説明を意識しなければなりません。
「論理」を説明するコツ
「STARの観点」に沿って説明する
面接官はあなたの話を初めて聞きます。そのため、「ストーリーのわかりやすさ」が非常に重要になります。
そこで使えるのが「STARの観点」という自分の経験を明瞭に伝えるためのフレームワークです。
ポイント
Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。
Task=課題・問題
具体的な課題や条件をについて説明します。
Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
Result=結果
取り組みの結果について、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
STARの観点については以下の記事で詳しく解説しているので気になる方は参考にしてください。
面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
「結論」と「理由」に飛躍が無いようにする
面接官が論理的かそうでないかを判断する際、「結論」と「理由」が客観的に見てつながっているか注意しています。
学生は自分の経験を話す際、ついつい主観的に話してしまいがちなのですが、論理的に話すためには客観性が必須です。
自分のエピソードを紙に書き出し、他人になったつもりで観察してみて話が飛躍していないか確認することをオススメします。
また、余計な情報を加えてしまうと話が拡散してしまい、面接官は「結論」と「理由」のつながりが見えにくくなります。
アピールしたいことは沢山あると思いますが、話す情報を取捨選択することが重要です。
「価値観」を説明するコツ
ポジティブ・ネガティブ「両方」を伝える
あなたの「価値観」を面接官に伝えるためには、ポジティブな価値観だけではなく、ネガティブな価値観を伝えることも重要です。
面接では、自分のネガティブな面を見せたくないですよね?しかし、完全無欠な人間など存在しないはずです。
「こういうことは嫌い」「こういうことは腹が立つ」といった価値観を正しく伝えることで、面接官はあなたという人間の輪郭を正しく理解してくれます。
逆にポジティブな面しか見せないと、「どんな人かわからない」「嘘っぽい」と逆効果になるので気をつけましょう。
そのような価値観を持つ「背景」を把握しておく
あなたの価値観が形成されたルーツ(=原体験)をしっかり把握しておくことは重要です。
「そういう性格だから」と言ってしまえばそれまでなのですが、これまでの様々な経験の中であなたの「価値観」は形成されてきたはずです。
わざわざ自分から発表する必要はありませんが、面接官から「なぜそう感じたの?」と質問された際には説明できるようにしておきたいです。
面接トレーニング方法 3STEP
ここまでで、面接で伝えるべきコト・その伝え方について解説しました。
しかし、頭で理解できてもなかなか実践するのは難しいかと思います。
そこで、以下では面接トレーニングの実践的な方法を3STEPで紹介したいと思います。
STEP1 適性検査でアピールする強みを絞る
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、
といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。
自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
- 診断結果に合う優良企業からのスカウト
\ 1分で登録完了 /
【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が一目瞭然
- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
- 「強み」「弱み」を具体的にフィードバック
- 診断結果を見た大手企業・ベンチャー企業からスカウト
\ 1分で登録完了 /
【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
STEP2 友人相手に壁打ち
友人相手に壁打ちをすることで、アウトプットする回数をとにかく増やしましょう。
繰り返しアウトプットすることで話し方を体に馴染ませることができるので、有効な方法だと思います。
オススメは大学の友人よりも、同じ業界を見ている就活仲間や、SNS等のコミュニティで出会った仲間との壁打ちです。
STEP3 就活エージェントを活用する
就活のプロから面接官目線のフィードバックを貰いましょう。
就活エージェントに抵抗感を感じる学生は多いですが、エージェントが紹介する企業を必ず受ける必要はないので、気軽に利用すれば良いと思います。
面接対策はもちろん、エントリーシート対策やグループディスカッション対策を実施している就活エージェントも多いので手っ取り早く就活スキルを磨けます。
中でもおすすめのエージェントは以下の3つです。
キャリセン就活エージェント
✓老舗の新卒専用エージェントなので安心感抜群
✓企業の採用担当とのパイプが太く情報豊富
MeetsCompany
✓2,500社を超える圧倒的な求人数
✓面談拠点が全国に設置(オンライン可)
キャリアチケット
✓最短3日でスピード内定
✓個人の苦手に合わせた柔軟な就活支援を提供
※勿論、すべて完全無料で利用できます。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では、面接の合格率が高まる『再現性』を伝える目的、コツ、トレーニング方法を紹介しました。
面接がなかなか突破できなくて悩んでいる方は、エピソードの内容ではなく、面接官に『再現性』を感じられていない話し方を見直すことをおすすめします。
少し話し方を工夫するだけで、あなたの面接合格率は圧倒的に向上することでしょう。
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。