この記事はこんな人におすすめ
- サークル会計をどうアピールすべきか悩んでいる方
- サークルのガクチカが評価されるか不安な方
- サークル会計のガクチカの例文を知りたい方
就職活動において、必ず質問される「学生時代に最も力を入れたことは?」に対してサークル活動を挙げる学生は多いんじゃないでしょうか?
その一方で、以下のような悩みもよく耳にします。
そこで、本記事ではサークルの会計経験のガクチカにまつわる面接官の印象やアピールできる能力、ガクチカへの構成を解説します。
本記事を読めば、企業に高く評価される「サークルの会計担当」としてのガクチカを作れるようになります。
目次
そもそもサークルのガクチカってどう評価されるの?
そもそもサークルをガクチカにすることに不安を抱えていませんか?
「サークル活動に注力する=学業等を疎かにしている」という印象があるかもしれません。
しかし、結論から言うとサークル活動はガクチカとして適切な題材です。
サークル活動は一見すると学生のユルい集まりのように見えますが、「学生主体で運営する組織」と言い換えることができます。
人事部はガクチカを通して、学生の人柄や能力の有無を確認していますが、重要なのは「組織内で発揮されたものか」という点です。
そのため、実はサークルという組織内での活躍は、企業でのあなたの活躍をイメージしやすいエピソードであると言えるのです。
サークルの会計担当のガクチカへの企業の評価
サークル活動のガクチカの中では会計担当のエピソードはそこまで多くないため、エピソードとしては差別化しやすいテーマです。
また、会計業務はサークルの運営に直結する業務なので、責任感が強い・真面目という印象を与えやすいテーマだと言えます。
しかし、会計は定められたルールを守る・正確に処理するといった側面が強い業務であるため、「つまらない印象」を与えやすいテーマでもあります。
そのため、サークルの会計担当をガクチカとする際は「会計ルールの見直し」や「会計のマニュアル化」等、通常業務に+αしたエピソードが好ましいです。
サークルの会計担当のガクチカ評価
- サークル系ガクチカの中では差別化しやすい
- 責任感が強く真面目な印象を与えられる
- 通常業務はつまらないエピソードになりがち
- 会計担当として+αの付加価値を示したエピソードを選択すべき
他のエピソードでガクチカを書こうかな・・・と感じた方
以下の記事を参考にあなたの魅力を最大限に引き出すガクチカを探してみてください!
ガクチカ集はこちら
【就活】どのエピソードでガクチカを書くべき?約50種類のガクチカ紹介
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サークルの会計担当経験でアピールできることは?
先述の通り、サークル活動は学生主体の組織運営と言い換えることができます。
企業はあなたがサークル活動において発揮した力が、企業という組織運営においても発揮される再現性のある力なのか確認しています。
そのため、サークル活動を企業活動に置き換えてみて考えると、自ずとアピールできる能力が明確になります。
サークルの会計担当では、企業活動でいう財務・経理担当に置き換えられ、責任感や真面目さだけでなく、改善力や決断力などをアピールできます。
サークル活動を企業活動に置き換えてみる
サークル活動をガクチカに落とし込む際、サークル活動で発揮した力は企業活動でどのように活かせるのか、置き換えてみることが重要です。
企業が再現性をイメージしやすいように、以下のようにサークル活動と企業活動を照らし合わせて、アピールポイントを明確化すると良いです。
サークル活動 | 企業活動 | 役割 |
---|---|---|
幹部・練習担当 | 経営企画 | 組織の維持・発展の為の目標設定・組織管理を担う。 |
会計担当 | 財務・経理 | 組織の運転資金管理、予算の適切な割り振りを担う。 |
渉外(協賛)担当 | 営業 | 相手のニーズを汲んだ適切な提案を行い、資金調達を担う。 |
新歓担当 | マーケティング | 組織活動の認知向上・組織活動への共感促進を担う。 |
イベント担当 | 企画 | 目標達成に適切な企画の立案・適材適所の人材采配を担う。 |
以上のようにガクチカとしてサークル活動を採用する際は、企業活動に照らし合わせてアピールすることで「お遊び」でないことを伝えることができます。
会計担当でアピールできる力
会計担当として強くアピールできる力は主に「責任感」「真面目さ」「改善意欲」「決断力」です。
会計担当はサークルの運営や存続に直結している仕事が多く、その業務内容は多岐にわたります。
多くのサークルの会計担当の業務内容は以下の通りです。
- 部員からの会費の徴求業務
- サークルの活動資金の適正な管理業務
- イベントや合宿にかかる費用の精算業務
- 部員から提出された企画への適切な予算配分業務
- 学校への会計報告業務
業務によってアピールできる力は異なりますが会計業務において「責任感」「真面目さ」が求められることは言うまでもないでしょう。
他にも、「部員からの会費徴求が滞っていたので会費徴求のルールを改善した」エピソードや、「過去の習慣と異なる予算配分を決定した」等のエピソードがあれば「改善意欲」や「決断力」がアピールできます。
是非、あなたが会計担当として行った通常業務に加えて+αの力をアピールするようにしましょう。
簡単にアピールする強みを見つける方法
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、
といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。
自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
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- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が一目瞭然
- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
- 「強み」「弱み」を具体的にフィードバック
- 診断結果を見た大手企業・ベンチャー企業からスカウト
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【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
サークルの会計担当のガクチカの書き方
最後にサークルの会計担当のエピソードを上手く伝えるための構成方法を説明します。
エピソードの構成を考える際は「STARの観点」というフレームワークを活用すると初めて話を聞く人にも分かりやすく、コンパクトに伝えることができます。
STARの観点
・Situation=状況
初めてそのエピソードを聞く人にも理解できる話になっているか、「いつ」「どこで」「誰が」を意識しましょう。
・Task=課題・問題
「なぜ?」あなたがその課題に取り組もうと考えたのか、徹底的に深堀りして考えましょう。
・Action=行動
どのような能力を発揮して課題解決にあたったのか「具体的」に言語化しましょう。
・Result=結果
「成果」<「学び」を意識して、それが社会人になってどのように活かせるか伝えましょう。
ちなみにSTARの観点の詳しい解説は以下の記事を参考にして下さいね。
面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
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サークルの会計担当経験のガクチカ例文
では、サークルの会計担当経験のガクチカの例文を紹介します。
今回紹介するガクチカは私が人事部の採用担当として実際に聞いたエピソードの中から、高評価したものになります。
それぞれのガクチカでアピールしているポイントや着眼点に注目し、参考にして下さい。
例文①サークルの会費徴求
例文
私は所属していたテニスサークルの会計担当として会費徴求に最も力を注ぎました。
私が所属していたサークルでは、毎月末に部員から2,000円の会費を徴求するルールとなっていました。
サークルには延べ200名の部員が所属していましたが、OBOGの先輩を始めとして会費を滞納していない部員が多くいた為、未納金は50万円に膨らんでいました。
大所帯のサークルであるため、一定の未納金は仕方ないと先輩から引き継ぎを受けていましたが、私は2つの理由から未納金の回収を行う決心をしました。
第一の理由として、大多数の部員が真面目に会費を支払っている中、支払っていなくてイベントや飲み会に参加できる部員が存在することでサークルに少なからず不公平感を感じる部員が存在していたためです。
例えOBOGであったとしてもルールを無視しても許容される事実を生んでしまうとサークルの規律が悪くなると感じました。
第二の理由として、より良いサークルにするために皆がイベント等を企画してくれるのですが、活動資金の都合で予算承認できないシーンが多かったためです。
未納金の50万円があれば考えてくれたイベントを実施できたと考えると、会計担当としての力不足を痛感しました。
そこで、私は未納金を徴求するため未納者リストを作成し、一人一人に会費を支払うように説得しました。
中には「過去のことまで言ってくるな」と厳しく言われたこともありましたが、私は責任感と正義感が強かったため怯むことなく粘り強く説得しました。
その結果、2か月でOBOGを含めたすべての部員から未納金を徴求することに成功しました。
また、現行の会費徴求ルールでは未納者が再発生してしまうと考え、スプレッドシートで毎月会費を支払っていない人をリストアップして管理し、未納者にはLINE等で督促する運用体制を築きました。
この取組が功を奏し、現在は1か月を超えて会費を滞納する部員はいなくなりました。
私はこの経験を通じて、目標や組織のためには周囲から嫌われる役割であっても買って出ることが重要であることを学ぶことができました。
実際に御社で働く際も、軋轢や対立を恐れずに常に会社としての目標を主眼に置いて働くことができればと考えています。
この例でのポイントは、会費の回収という地味で嫌われ役の業務を徹底してやり切った「責任感」「タフさ」に加え、
「今後、未納者が発生しないためにどうすれば良いか」考えた点にあります。
サークル活動は組織運営であるため、その場限りの解決策ではなく、自分が引退した後も組織として健全に運営できる体制を築くことはビジネスシーンにおいても非常に大切な力です。
例文②予算配分の見直し
例文
私はバレーボールサークルの会計担当として、年間行事にかかる予算配分の見直しに最も力を注ぎました。
私が所属していたサークルでは毎年、新歓イベント・BBQ・夏合宿等の定例のイベントがあり、それぞれのイベントに例年決まった額の予算が配分されていました。
しかし、部員の数が多くなるに従い、真剣にバレーボールを練習したいという声もよく聞こえるようになってきました。
私の所属しているサークルは初心者歓迎サークルであったため、練習で利用する体育館の利用料やボール等の練習用具に対して配分される予算が少ない現状でした。
私自身、初心者でも気軽に入れるサークルという雰囲気が気に入っていた為、特に問題意識を持っていませんでした。
しかし、大規模なサークルだからこそ、真剣にバレーボールをしたい上級者の意見も聞き入れることが重要だと考えたため、彼らの練習に必要な予算からなんとか捻出できるように予算配分の見直そうと決意しました。
元々、部員の負担にならないように会費はかなり安く設定していた為、他のイベントの予算を練習予算に回さざる得ない状況でした。
そのため、他のイベント担当者に掛け合って、なんとか練習予算を捻出してもらえるように交渉しようと考えました。
その際、大切にしたことは「イベントにかかる予算を減らしてくれ」と頭ごなしに伝えないようにすることでした。
頭ごなしに予算を削減すると伝えても反発を受けることは目に見えていたので、各イベントで余分な費用はないか、担当者と一緒に見直そうと持ちかけました。
例えば、BBQでは毎年、食材が大量にあまってしまうため今年度は適正な量を発注するようにする等、各イベントにかかる費用を細分化し最適化しました。
その結果、なんとか上級者が真剣にバレーボールの練習を行うための練習費用の予算を捻出することに成功しました。
私はこの経験から、頭ごなしにやりたいコトを伝えるのでなく、自ら率先して行動し周囲と協力することこそが人の心を動かすのだと学ぶことができました。
この例では、会計担当として、サークルの各イベントにかかる費用を見直す「正確さ」と「粘り強さ」に加え、
反発を抑えて推進しきった「交渉力」と「決断力」が伝わりました。
サークルは部活動と違い、競技に対する熱量は様々です。
どちらかに寄らずに全体最適を図るバランス感覚はビジネスシーンでも重要になるため、その点も是非参考にして下さい。
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ガクチカを制限字数内でまとめるコツ
ガクチカには字数制限が設けられていることが多いです。
制限字数内でまとめるのが苦手という方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
200字のガクチカで受かるESを書くコツ(現役採用担当が解説)
400字のガクチカで受かるESを書くコツ(現役採用担当が解説)
ガクチカ完成後にやるべき2つのこと
ガクチカを作ったらやるべきコト
- スカウトサービスに登録してガクチカが通用するか試そう
- 面接官からの深堀り質問に備えよう
①スカウトサービスでガクチカが通用するか試す
選考を受ける前に、スカウトサービスを活用してガクチカが「企業に評価されるか」を確認することをオススメします。
ガクチカを完成させても、面接官に思い通りに評価されるか不安ですよね。
実際、『完璧なガクチカ』だと思っていても、企業視点では『いまいちだな・・・』と感じられることは多いです。
そこで、スカウトサービスにガクチカを登録しておいて企業担当者からスカウト貰えるか試すことをオススメします。
メモ
スカウトサービスとは、登録されたガクチカを見た企業の採用担当から特別選考のスカウトが送られるサービスです。
また、登録するガクチカは何度でも編集できるので、”どんなガクチカがウケるのか”を試行錯誤できるのも魅力的です。
なんと言っても、”数多くの企業の採用担当にガクチカを見てもらえる”というのは最大のメリットと言えるでしょう。
もし、スカウトを獲得できれば儲けモノ、獲得できなくても改善の余地があるということを選考前に発見できるのです。
ちなみにガクチカを試すのであれば、OfferBoxが一番オススメです。
OfferBoxがオススメな理由
【1】利用企業9,000社以上と国内最大級
【2】学生のオファー受信率 90%以上
【3】適性診断を無料で受けることが可能、その適性診断の結果をもとに、自己PRをさらに磨くことができます。
OfferBox以外のスカウトサービスも有用なので以下記事で紹介しておきますね。
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②深堀り質問に備える
ガクチカが完璧になったとしても、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。
詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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