「学生時代はバスケに心血を注いできた、就職活動でもバスケ経験をアピールしたい」と考えている方向けの記事です。
バスケでは、縦28m横15mという狭いコートの中で、スピディーに攻守が入れ替わり、瞬時に仲間5人と連携することが求められます。
また、運動量やシュート精度など、日頃の基礎練習の積み重ねが重要な競技でもあります。
そのため、上手くバスケ経験を自己PRやガクチカに転用できれば、判断力や協調性、ストイックさをアピールできそうです。
勿論、競技そのものではなく、目標をどうやって設定したのか、部員のモチベーションアップなど、組織マネジメント経験もアピールできます。
このように、バスケ経験から就職活動の自己PRやガクチカでアピールできることは盛り沢山です。
しかし、以下のような悩みを持つ人も多いかと思います。


そこで、本記事ではバスケ経験を魅力的にアピールするための方法を徹底解説します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
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目次
そもそも自己PRで何を語れば良いのか?
面接官は自己PRを聞くことで「あなたの長所」を確認しようとしています。
そのため、自己PRは「長所+裏付のエピソード」の形で語ることを求められています。


ガクチカと自己PRの違いとは?定義・評価軸・書き方の違いを解説!
バスケ経験自体をアピールしても無駄
「私は学生時代に体育会バスケットボール部で全国大会に出場しました!」とアピールする学生がいますが、面接官は部活自体に全く興味はありません。
例え、日本一になっていたとしても直接「ビジネス」とは関係ないからです。
リクルートキャリアの調査によると、学生の所属している部活動やサークル活動に注目している面接官はわずか7.4%しか存在しないことが明らかになっています。

バスケ経験は自己PRの「説得材料」
学生時代にバスケットボールに力を注いだ経験はあなたの長所の「説得材料」になります。
そのため、自己PRを考える際は「面接官にアピールしたい長所は何か」から始めましょう。
次に、そのアピールしたい長所が発揮されたバスケ経験を伝えることで、説得力を高めます。
間違った自己PR
私は学生時代に所属していたバスケットボール部で日本一になりました。そのため●●力があります。
正しい自己PR
私の強みは●●です。というのも、所属していたバスケットボール部において●●という経験を乗り越えたからです。

自己PRで伝えやすいバスケ経験で培われる能力
では、バスケで培える能力の中で、自己PRで強みとしてアピールできる能力にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは、自己PRで面接官に評価される能力のカテゴリーを紹介します。
自己PRでは主に以下の3つのカテゴリーからアピールする能力を考えるようにしましょう。
能力のカテゴリー
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
就活でアピールできる強みについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
では、バスケットボールを通じて培える能力を紹介します。
状況判断力
バスケ経験で得られる「状況判断力」は自己PRでアピールすることができます。
バスケットボールは狭いコートの中で目まぐるしく攻守が入れ替わるスポーツなので、瞬時に意思決定する力が求められます。
仕事においても、日々、数多くの業務が降りかかってくるので、瞬時に優先順位を決めて処理する能力は重要です。
そのため、バスケで培った状況判断力は就活においてもアピールできる材料です。

ポイント
- どういった基準で状況判断力を行なってきたのか
- 上手く状況判断するためにどんな努力をしたのか
- 仕事でどう活かせそうか
協調性
バスケを通して培える「協調性」は自己PRアピールすることができます。
バスケはチームスポーツであるため、メンバーとの連携が勝敗に直結します。
どんな企業であっても一人でできることには限りがあるため、他の人と協調することが求められます。
そのため、協調関係を築ける力は面接官に高く評価されるはずです。

ポイント
- どのように協調性が発揮できたのか
- メンバーと協調関係を築くためにどんな努力をしたのか
- 仕事でどう活かせそうか
ストイックさ
バスケを通して培える「ストイックさ」は自己PRでアピールできます。
バスケではシュートや連携プレーの精度、高い運動量が求められるため、日頃からみっちり練習していないと本番で良いパフォーマンスを発揮できません。
ビジネスにおいても、資料作成や、プレゼンテーション等、日頃の準備が結果に直結することは非常に多いです。
そのため、妥協を許さず、自分を追い込み、本番でベストなパフォーマンスを発揮できるストイックさは、就職活動においても高く評価されます。

ポイント
- どの程度ストイックだったのか
- 辛い練習をどのようなメンタリティで乗り越えたのか
- 仕事でどう活かせそうか
あなたの強みをカンタンに見つける方法
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適性検査では数万人分の受検データから判定してくれるので、客観的なあなたの特徴を見出すことができます。
そのため、『どんな風に評価されやすいのか』を理解した上で就活を進められるようになります。
また、適性検査では強みや弱みだけでなく、”向いてる仕事”や”性格”まで診断してくれます。
自己分析や選考対策に活かせるので、早めに受検しておきましょう。

自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
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更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
バスケ経験のエピソード構成方法
自己PRに説得力を持たせるエピソードを構成する方法として、「STAR」の観点を紹介します。
このフレームワークを活用することで、初めて話を聞く人にも分かりやすく・コンパクトに伝えることができます。
ガクチカの構成方法(STARの観点)
以下の4つの要素の頭文字をとった、エピソード構成のフレームワークです。
・Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。
・Task=課題・問題
具体的な課題や条件をについて説明します。
・Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
・Result=結果
取り組みの結果について、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
STARの観点の更に詳しい解説は以下の記事を参考にして下さいね。
面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
バスケ経験の自己PRの例文
では、これまで紹介したバスケの自己PR構成方法を踏襲した例文をご紹介します。
是非、参考にしていただければと思います。
例文
私は「素早く状況判断して組織に最適解を示せる」人間です。
私は学生時代にバスケットボール部に所属していました。
バスケットボールは試合中に攻守が目まぐるしく変化するため、その瞬間瞬間で最適解を判断して、仲間と連携対処することが求められるスポーツであると考えています。
私が所属していたバスケットボール部はリーグ戦優勝を目標に据えていた強豪校であり、私はポイントガードという司令塔のポジションに就いていました。
私は身長に恵まれていなかったので、スピーディーに最適解を導き出せる選手になることでチームに貢献することを意識していました。
そこで、常に自チームの攻撃パターン・連携プレーの成功率や、敵チームの癖・弱点の分析するように心がけていました。
また、ただ傾向を暗記するのではなく、メンバーにも分析結果を共有してチーム全体が同じイメージを持てるように尽力しました。
その結果、試合中メンバーは判断に迷うことなくプレーに集中できるようになったため、以前にも増して選手間の連携がスムーズになりました。
私はこの経験で、最適な判断を下すための「情報収集」と「分析」を徹底する習慣が身についたと思います。
バスケットボールで培ったこれらの力は、最適な判断をスピーディーに下すことが求められる貴社の環境においても発揮されると確信しております。
面接の合格率が圧倒的に高まる話し方(2つのことを意識するだけ)
バスケ経験の自己PRに関する注意点
最後に、部活について自己PRする際に注意したいことを紹介します。
これまで紹介した手順に従って自己PRを作成したら、最後にチェックしてみて下さい。
部活以外にも自己PRで話せるガクチカはある?
部活に打ち込んでいた学生の弱点が「部活以外は疎かにしている」というイメージを持たれやすいことです。
サークルに力を入れつつも、長期インターンや留学に力を入れている学生は、その経験値の豊富さを評価されています。
自己PRでアピールする力に説得力を持たせるためにも、部活以外で語れるガクチカを準備しておくと良いでしょう。
部活で練習を頑張ったことばかりアピールしていない?
部活での練習内容を詳しく説明する学生は結構多いです。
しかし、面接官はあなたが打ち込んでいたスポーツに対しては素人です。
詳しい練習内容を聞いたところで、何がキツイのか共感できないことが多いです。
あなたの準備したエピソードの専門性が高すぎないか今一度チェックしてみて下さい。
部活に集中していて就活が不安な方へ


という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には就活エージェントを活用することをオススメします。
就活エージェントでは、就活アドバイザーが自己分析や選考対策を手助けしてくれるので、めちゃくちゃ効率的に就活を進められるようになります。
部活に忙しく就活に時間を割けない体育会学生にマッチする就活サービスだと思います。
中でも、体育会学生の就活支援トップクラスの実績を誇る「アスリートエージェント」が良いと思います。
アスリートエージェントには以下のような特徴があるので気になる人は参考にしてください。
ポイント
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【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。


詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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自己PRでのバスケ経験の伝え方 まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事ではバスケを頑張った経験を自己PRで生かすコツをご紹介しました。
バスケ経験は非常に多くのアピールポイントがあります。
ただし、バスケをやっていたこと自体をアピールするのではなく、バスケで頑張ったことのプロセスをアピールしましょう。
是非、本記事を参考にあなたのバスケ経験の自己PRをブラッシュアップして下さい。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。