学生時代はラグビーに全力を注ぎ、就職活動においてもその経験を活かしたいと考えている方向けの記事です。
ラグビーは相手との接触が多いハードなスポーツという印象が先行しがちですが、「戦略立案」や「ルールへの理解度の高さ」、「瞬時の判断力」が求められる非常にインテリジェンスな競技です。
勿論、以下のようにラグビーとビジネスとの共通点も数多く存在するので、自己PRにもってこいな題材です。
ラグビーとビジネスの共通点
- 状況が目まぐるしく変化する
- 選択と集中の判断が求められる
- 規律に厳しい
しかし、就職活動に適した自己PRを準備できていないと、「面接官にラグビー経験が上手くアピールできない!」なんてことになりかねません。
本記事では上記のようなことにならないように、ラグビーに打ち込んだ経験をより魅力的に面接官にアピールするためのメソッドを紹介します。
是非、最後まで読んで下さい。
本記事の信憑性
- 筆者は現役の大手企業の新卒採用責任者
- 3年間で1,000名を超える学生との面談・面接を経験
- 専門は新卒採用戦略企画(2,000名参加の企業向けフォーラムで採用戦略が紹介される)
- 筆者も実は元ラガーマンです
部活で忙しくて就活に時間を割けないという方へ・・
部活は最後までやり切りたい!でも、就活も頑張らないと‥焦りを感じている体育会学生の方は多いと思います。
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「満足いくまで部活をやり切りつつ、納得内定を獲得したい!」という方はぜひ活用して下さい。
詳しく知りたい人はこちらから
アスリートエージェントの評判【メリット・デメリットを人事が解説】
続きを見る
目次
そもそも自己PRで何を語れば良いのか?
面接官は自己PRを聞くことで「あなたの長所」を確認しようとしています。
そのため、自己PRは「長所+裏付けとなるエピソード」の形で語ることを求められています。
合わせて読みたいガクチカと自己PRの違いとは?定義・評価軸・書き方の違いを解説!
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部活の自己PRの基本
バレーボール経験の自己PR方法について解説する前に、まずは部活動の自己PRの基本を理解しておきましょう。
部活の自己PRの基本
- 部活をやってた事が評価されるわけではない
- 部活での経験はアピールする長所の根拠
- 部活での経験とビジネスを紐付ける
まずは部活動の自己PRの基本をじっくりと理解したいという方は以下の記事を参考にして下さい。
参考【就活】自己PRで『部活のガクチカ』をアピールする【例文アリ】
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自己PRで語れるラグビー経験で養える力とは
では、ラグビーで養える能力の中で、自己PRで強みとしてアピールできる能力にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは、自己PRで面接官に評価される能力のカテゴリーを紹介します。
自己PRでは主に以下の3つのカテゴリーからアピールする能力を考えるようにしましょう。
能力のカテゴリー
- 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
- 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
- 対人力:人とのコミュニケーション能力
就活でアピールできる強みについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考自己PRでアピールできる24個の強み一覧【評価される強み大公開】
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では、ラグビーを通じて養える代表的な能力を紹介します。
ラグビー経験で培った「対課題力」を自己PRでアピールしよう
ラグビーを通して養える代表的な「対課題力」は「機動力」です。
ラグビーは試合中に目まぐるしく攻守が入れ替わるスポーツであるため、素早い状況判断を下す「機動力」が重要なスポーツです。
そのような変化が激しい状況において、変化を素早く察知して行動できる能力は、必須スキルと言えるでしょう。
「機動力」のアピール方法
- 次に起こることを予測するようにしている
- 過去のパターンを分析して、成功確率が高い行動をインプットしている
ラグビー経験で培った「対自分力」を自己PRでアピールしよう
ラグビーで培える「対自分力」は「忍耐力」です。
ラグビーは相手プレイヤーとのコンタクトが多いため、恐怖に打ち勝つ「忍耐力」が求められます。
仕事においても、顧客の前手のプレゼンやクレーム対応等、プレッシャーを感じるシーンは数多く存在します。
そのため、ラグビーにおいて恐怖心に打ち勝った忍耐力はビジネスでも重宝されるはずです。
「忍耐力」のアピール方法
- 試合に勝利することが何よりも重要と考えているから恐怖に打ち勝てる
- 恐怖心に打ち勝つルーティーンがある
ラグビー経験で培った「対人力」を自己PRでアピールしよう
ラグビーで培える代表的な「対人力」は「協調力」です。
ラグビーは各々の選手が規律正しく自らの役割を全うすることで初めてチームとして機能する「協調力」が重要なスポーツです。
会社においても、営業部や商品開発部、調達部、財務部などなど様々な部門が経営戦略という目標の実現に向けて連動しながら成果を上げる必要があります。
そのため、ラグビーにおいて、メンバーどのように信頼関係を築いてきたのか説明できれば、会社でも活躍できる人物として評価されやすいでしょう。
「協調力」のアピール方法
- 自分の考えよりも全体最適の方が重要であると考えている
- 常に相手が求めていることに思いを巡らせるように心がけている
あなたの強みをカンタンに見つける方法
強みを確認したい方は無料の適性検査を受けましょう。
適性検査を受ければ、「自分の強みがわからない」と悩むことはなくなります。
勿論、引き続き自己分析を継続する必要はありますが、自分の強みを正しく把握していれば、ES・面接で堂々とアピールできるようになります。
その点、適性検査はデータに裏付けられた客観的な強みを教えてくれるので、自分の強みを正しく・効率的に見つけることができます。
過去数十万人の受検データから客観的なあなたの特徴を定量的に示してくれるので、
といった疑念を払拭してくれます。
適性検査受検には20分ほど時間がかかり面倒臭いですが、一度受験しておけば就活で遠回りすることもなくなるはず。
まだ受検してない人はさっさと受検しておきましょう。
自己分析用の適性検査は「キミスカ」一択
自分の新たな強みを発見したいという方は、正直キミスカの適性検査さえ受ければ良いです。
キミスカの適性検査は「強み」や「弱み」は勿論、「ストレス耐性」「価値観」「性格」など10項目も診断してくれるハイクオリティな適性検査です。
また、検査結果からあなたの「ビジネス戦闘力」を測定してくれるので、今のあなたがビジネスでどの程度通用するのか、ズバリ教えてくれます。
更に、診断結果から「人物像」や「適性職種」をフィードバックしてくれるのですが、このコメントを面接官に見てもらえばOKなレベルで超絶わかりやすいです・・・笑
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が細かく診断
- 自己分析が難しい観点も診断
- ビジネス戦闘力という独自診断
- 超絶わかりやすい人物像診断
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【関連記事】キミスカの特徴・評判を現役人事部が解説(就活生による評価まとめ)
強み・弱みを的確に教えてくれる適性検査(OfferBox)
まずはテッパンの適性検査を受験したいという方にはOfferBoxに実装されている「AnalyzeU+」をオススメします。
OfferBoxの適性検査では、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つのカテゴリーで診断してくれます。
更にそれぞれのカテゴリーを構成する要素を細かく偏差値で示してくれているので、自身の強み・弱みを視覚的に理解できるようになります。
更に、強み・弱みのそれぞれにコメントまでしてくれるので、自己PRやガクチカに応用しやすいのも嬉しいポイントです。
適性検査を受験して得られること
- 「強み」「弱み」が一目瞭然
- ビジネスに必要な能力を網羅的に診断
- 「強み」「弱み」を具体的にフィードバック
- 診断結果を見た大手企業・ベンチャー企業からスカウト
\ 1分で登録完了 /
【関連記事】OfferBox(オファーボックス)の評判・口コミを企業側目線で紹介
自己PRに説得力を持たせるラグビー部のガクチカ構成方法
部活の自己PRに説得力を持たせるガクチカを構成する方法として、「STAR」の観点を紹介します。
ガクチカの構成を考える際は「STARの観点」というフレームワークを活用すると初めて話を聞く人にも分かりやすく、コンパクトに伝えることができます。
ガクチカの構成方法(STARの観点)
以下の4つの要素の頭文字をとった、エピソード構成のフレームワークです。
・Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。
・Task=課題・問題
具体的な課題や条件をについて説明します。
・Action=行動
課題解決にあたって取った具体的な行動について説明します。
・Result=結果
取り組みの結果について、事実とあなた自身の振り返りを説明します。
STARの観点の更に詳しい解説は以下の記事を参考にして下さいね。
参考面接を突破できるガクチカのフレームワーク【現役面接官が伝授】
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ラグビー経験の自己PRの例文
では、これまで紹介したラグビーの自己PR構成方法を踏襲した例文をご紹介します。
是非、参考にしていただければと思います。
例文
私は「素早く状況判断して組織に最適解を示せる」人間です。
具体的には「機動力」に強みがあると考えています。
私は学生時代にラグビー部に所属していました。
ラグビーは試合中に攻守が目まぐるしく変化し、その瞬間瞬間で最適解を判断してチームとして対処することが求められるスポーツであると考えています。
私が所属していたラグビー部はリーグ戦優勝を目標に据えていた強豪校でしたが、そのなかで私はスタンドオフという司令塔のポジションに就いていました。
スタンドオフは試合中に相手と味方のポジショニングを瞬時に判断して、ラン・パス・キック等のプレーから最適解を選択し続けることが求められる難しいポジションでした。
私はリーグ戦優勝に貢献すべく、常に最適解を導き出せる選手になれるように常にチームの攻撃パターンや敵チームの癖・弱点をインプットするように心がけていました。
ただ傾向を暗記するのではなく、チームメンバーに各攻撃パターンのメリット・デメリットを共有してチーム全体が共通認識を持てる体制づくりに尽力しました。
その結果、試合中メンバーは判断に迷うことなくプレーに集中できるようになったため、以前にも増して選手間の連携がスムーズになりました。
私はこの経験で、最適な判断を下すために「情報収集」と「メリット・デメリットの評価」を事前に行っておく習慣が身についたと思います。
ラグビーで養ったこれらの力は、最適な判断をスピーディーに下すことが求められる貴社の環境においても発揮されると確信しております。
参考面接の合格率が圧倒的に高まる話し方(2つのことを意識するだけ)
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ラグビー経験の自己PRに関する注意点
最後に、部活について自己PRする際に注意したいことを紹介します。
これまで紹介した手順に従って自己PRを作成したら、最後にチェックしてみて下さい。
部活以外にも自己PRで話せるガクチカはある?
部活に打ち込んでいた学生の弱点が「部活以外は疎かにしている」というイメージを持たれやすいことです。
サークルに力を入れつつも、長期インターンや留学に力を入れている学生は、その経験値の豊富さを評価されています。
自己PRでアピールする力に説得力を持たせるためにも、部活以外で語れるガクチカを準備しておくと良いでしょう。
部活で練習を頑張ったことばかりアピールしていない?
部活での練習内容を詳しく説明する学生は結構多いです。
しかし、面接官はあなたが打ち込んでいたスポーツに対しては素人です。
詳しい練習内容を聞いたところで、何がキツイのか共感できないことが多いです。
あなたの準備したガクチカの専門性が高すぎないか今一度チェックしてみて下さい。
部活に集中していて就活が不安な方へ
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には就活エージェントを活用することをオススメします。
就活エージェントでは、就活アドバイザーが自己分析や選考対策を手助けしてくれるので、めちゃくちゃ効率的に就活を進められるようになります。
部活に忙しく就活に時間を割けない体育会学生にマッチする就活サービスだと思います。
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【面接対策】深堀り質問への対応するコツ(現役面接官が伝授)
面接でのアピール方法について詳しく紹介しましたが、面接対策としてはまだ不十分です。
面接官からの深堀り質問に回答ができて、やっと面接対策が十分だと言えます。
詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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【必見】面接官にエピソードを深堀された時に上手く答えるコツ
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自己PRでのラグビー経験の伝え方 まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事ではラグビーを頑張った経験を自己PRで生かすコツをご紹介しました。
ラグビー経験は非常に多くのアピールポイントがあります。
ただし、ラグビーをやっていたこと自体をアピールするのではなく、ラグビーで頑張ったことのプロセスをアピールしましょう。
また、ラグビー経験のガクチカをSTARの観点に則って構成することであなたの自己PRに説得力をもたせることを心掛けましょう。
是非、本記事を参考にあなたのラグビー経験の自己PRをブラッシュアップして下さい。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。